芸術音楽はもちろん、商業的な音楽においても、基本的にその下敷きとなっているのは、西洋の音楽です。ベーシックなものがあり、それをベースに発展してきた歴史的な経緯があります。たとえコンピュータだけで作曲を行う時代になったとしても、そのベースは変わりません。だからこそ、音楽大学として110年の歴史をもつ本学で音楽制作について学ぶことは大きな意味をもつのです。作曲「ポピュラー・インストゥルメンツコース」では、商業的な音楽制作全般のプロデュースや制作の現場でのディレクションを担える人材、自ら創作活動を行えるプレイヤーやクリエイターの育成を目指します。そのためにクラシック音楽にはない、ポピュラー音楽を形成する楽器の基本に精通し、演奏者としても活躍できる演奏技術を身につけます。
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演奏実技やアンサンブル実習などの科目を通して、ギターやベース、ドラムス、シンセサイザーなど専攻する楽器の演奏技術を習得。ひとりの演奏家としても通用する実力を磨いていきます。また、レコーディングスタジオでの実習など録音を伴う授業では、プロフェッショナルの録音現場の流れと同じ進行を体験することで、卒業後は即戦力として現場で活躍できる人材の育成を目指しま
す。
卒業に必要な単位数(2021年度入学生)
専攻(コース) | 教養科目 | 外国語科目 | 必修科目 | 選択必修 | 選択科目 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|
作曲指揮 / ポピュラー・インストゥルメンツ | 12 | 12 | 88 | - | 12 | 124 |
専攻(コース) | 作曲指揮 / ポピュラー・インストゥルメンツ |
---|---|
教養科目 | 12 |
外国語科目 | 12 |
必修科目 | 88 |
選択必修 | - |
選択科目 | 12 |
計 | 124 |
成績評価について
東京音楽大学では、2019年度入学生より、新しい成績評価制度(GPA制度)を導入しています。
2019年度生以降
点数 | 評語 | 判定 |
---|---|---|
90〜100点 | A+ | 合格 |
80〜89点 | A | 合格 |
70〜79点 | B | 合格 |
60〜69点 | C | 合格 |
59点以下 | F | 不合格 |
*学則第15条の2及び3により単位認定された授業科目の評価は「認」とする。
2018年度生以前
点数 | 評語 | 判定 |
---|---|---|
90〜100点 | 秀 | 合格 |
80〜89点 | 優 | 合格 |
70〜79点 | 良 | 合格 |
60〜69点 | 可 | 合格 |
59点以下 | 不可 | 不合格 |
GPA (Grade Point Average) 制度
(趣旨)
第1条 この要項は、東京音楽大学(以下「本学」という。)音楽学部における Grade Point Average(以下「GPA」という。)制度の運用について必要な事項を定める。
(GPAの定義)
第2条 GPAとは、履修した科目ごとの5段階評価を4から0までの点数 Grade Point(以下「GP」という。)に置き換えたうえで、履修した科目1単位あたりの成績平均値を求めたものをいう。
(GPA制度の目的)
第3条 学修の量(単位)と質(成績評価)を総合した成績制度を導入することによって、学習の到達度を明確にし、学生が自らの学習目標を設定しやすくするとともに、国際的な成績基準に対応することを目的とする。
(成績評価及びGPA)
第4条 成績評価及びGPは、表のとおりとする。
点数 | 評語 | 判定 | GP | |
---|---|---|---|---|
2019年度 入学生 以降 |
2018年度 入学生 以前 |
|||
90〜100点 | A+ | 秀 | 合格 | 4 |
80〜89点 | A | 優 | 合格 | 3 |
70〜79点 | B | 良 | 合格 | 2 |
60〜69点 | C | 可 | 合格 | 1 |
59点以下 | F | 不可 | 不合格 | 0 |
GPAの種類と算出方法
第5条 GPAは、「年度GPA」「累積GPA」に区分し、次の各号の定める方法により算出する。算出された数値の小数点第3位以下は切り捨てる。
1.当該年度のGPAの計算式
(全期間の「秀/A+」の単位数×4+「優/A」の単位数×3+「良/B」の単位数×2+「可/C」の単位数×1) / 当該年度の総履修登録単位数
2.累積GPAの計算式
(全期間の「秀/A+」の単位数×4+「優/A」の単位数×3+「良/B」の単位数×2+「可/C」の単位数×1) / 全期間の総履修登録単位数
GPA非対象科目
第6条 次の各号に挙げる授業科目はGPAの対象とはしない。
1.卒業要件に算入しない教職に関する科目
2.卒業要件に算入しない特別実技科目
3.成績評価が「認定/P」と付く科目
4.所定の期間に履修登録取り消し手続きをした科目
(GPAの通知)
第7条 各学期の成績通知においては、累積GPAを記載するものとする。
(GPA証明書)
第8条 本人の申請により、GPA証明書を発行する。
2前項に関して必要な事項は別に定める。
附則
この要項は、平成27年4月1日から実施し、平成27年度入学生から適用する。
ディプロマポリシー
ミュージシャンとして必要な楽器演奏の技術、及び様々な音楽ジャンルの様式感を修得していること。
プロフェッショナルな環境で活動できる自己を確立できていること。
音楽業界を取り巻く時代の変化に的確に対応でき、演奏のみでなく企画制作の面からも音楽をプロデュースできる総合的な能力を持つ人材であること。
カリキュラムポリシー
カリキュラムの目的
カリキュラムの構成
アドミッションポリシー
楽器演奏のみでなく、作編曲やレコーディング、音楽制作全般に興味を持ち、かつ音楽に打ち込む真摯な姿勢や熱意を備えている人材を求めます。基本的なソロ・アドリブの演奏能力を備え、ポピュラー音楽全般に対する興味を日頃から持っていることが必要です。
カリキュラムツリー