活動報告

インド民俗舞踊ラーヴァニーLavani

シュラッダー・パーティールMs. Shraddha Patil

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  ラーヴァニーLavani

  マハーラーシュトラ州の民俗舞踊で、その名称は「美（lavanya）」に由来します。古い歴史を持ち、18世紀に最盛期を迎えたとされます。伝統的には、王や支配者の面前で演じられました。官能的表現を多く含むものが好まれる傾向にあったため、1948年には一時禁止された。現在は、映画音楽としての使用やSNSでの表現を通じて、州を超えた人気が高まっています。

  シュラッダー・パーティールShraddha Patil

  多くのイベント、音楽会、インド文化プログラム向けボリウッド・ダンスの振付師として活躍。ラーヴァニー舞踊を学び始めて5年。インドでは、カラーカール・アート・スタジオおよびターンダヴァ・ダンス・アカデミー（カルナータカ州ベルガウム市）にて、ボリウッド・ダンスを教授。現在は、東京を拠点とする。

  1曲目

  セートさん、お久しぶりAho Sheth lay Disan Jhaliya Bhet

  歌

  ソナリ・ソナワネSonali Sonawane

  ダイアモンドの指輪がとてもきつい。
  どうか、私の指から離れて。
  セートさん、お久しぶり。

  The diamond ring is so tight.
  Please leave my finger.
  Hey Sheth, after long time we meet.

  英訳：シュラッダー・パーティール

  2曲目

  チャンドラChandra

  映画「チャンドラムキ」より(2022年 マラーティー語)From the film Chandramukhi [2022 in Marathi]

  歌

  シュレーヤー・ゴーシャールShreya Ghoshal

  矢を携え、
  彼女は美しい月のように現れた。
  夜は、チャンドラの色に満ちる。
  あなたの愛を纏い、チャンドラの美は極まる。
  私は、音楽に夢中。

  With the arrow in sight,
  She revealed just like a beautiful moon.
  Night is full of colors Chandra.
  Dressed up your shringar is so beautiful chandra.
  I involve so much in music.

  英訳：シュラッダー・パーティール

  3曲目

  愛の揺りかごで私を揺らしてMala Pritichya Zulyat Zulva

  歌

  ウルミラー・ダンガルUrmila Dhangar

  愛の揺りかごで私を揺らして。
  愛の杯をここに、そして飲み干して。
  ライといっしょにムンバイを訪れたい。
  愛の揺りかごで私を揺らして。
  愛の杯をここに、そして飲み干して。

  Swing me in the swing of love.
  And Bring Love drink and drink it.
  I want to visit Mumbai together Rai.
  Swing me in the swing of love.
  Bring love drink and drink it.

  英訳：シュラッダー・パーティール

インド古典舞踊モヒニアッタムMohiniyattam

丸橋 広実Ms. Hiromi Maruhashi

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  モヒニアッタムMohiniyattam

  南インド、ケ-ララ州の古典舞踊モヒニアッタムは美しさと優雅さが凝縮された踊りとして世界に知られています。「モヒニ」は「この上もなく魅惑的な」、「アッタム」は「踊り」を意味し、美しい女性が神々を魅了する様を踊りとして表現しています。かつてヒンドゥー教の神に使える巫女デバダシの踊りとして生まれ、ラースィヤ（優雅で静的な動き）、官能的で繊細な動き、アビナヤ（顔の表情）、 ムドラー（手の表現）といった多数のフォームの優美な融合がモヒニアッタムの特徴です。

  丸橋 広実Hiromi Maruhashi

  南インド、ケララ州にてKalamandalam Leelamma氏に師事し、古典舞踊モヒニアッタムを学ぶ。平成１３年度文化庁芸術家在外研修員に抜擢。古事記をインド舞踊に取り入れたり、他のジャンルのアーティストとのコラボによる公演などを行い、数々の賞を受賞。また、インド映画やテレビに出演するなど幅広い活動を行う。『おしゃべりなインド舞踊～ケララに夢中』を執筆、「心と体に優しいインド舞踊教室」講師。

  1曲目

  ガネーシャ・ストゥティ（ラーガム：ナート、ターラム：アーディ）Ganesha Stuti
  Ragam: Nat, Talam: Adi

  一本の牙を持つガネーシャ神は太陽の光より眩しいお方。人々の悩みを取り除いてくれる。学問の神であり、お寺に鎮座していらっしゃる。沢山の僧たちが花を捧げる。シバ神の息子、素晴らしいお姿をしたお方よ！

  The one-tusked god Ganesha is more dazzling than the sun's rays. It takes away people's worries. He is the god of learning and sits in a temple. Many monks offer flowers. We pray to the son of the god SIVA, Lord Ganesha, who has a wonderful appearance.

  2曲目

  パダム（ラーガム：ニランバリ、ターラム：ルーパカム）Padam
  Ragam: Nilanbari, Talam: Rupakam

  小鳥のような愛らしい声をもつ友よ！私の愛しい人に伝えてください。毎日、待ちわびているの。ヴィシュヌ神の生まれ変わりであるクリシュナ神はインドラ神でさえひれ伏すお方。どうかクリシュナ神の所へ行って連れてきてください。

  My friend with an adorable voice like a little bird! Tell my dear person my feelings. Every day I look forward to his arrival. He is Lord Krishna, the reincarnation of Lord Vishnu. All the gods and even the gods Indra bow down to Lord Krishna. Please go to Lord Krishna and bring him with you.

  3曲目

  ティッラーナー（ラーガム：ダナシュリ、ターラム：アーディ）Thillana
  Ragam: Danashri, Talam: Adi

  歓喜の踊り「ビシュヌ神、私たちの悩みを取り除き、私たちを守ってください。」

  Dance of joy "Lord Vishnu, take away our troubles and protect us."

冨士元囃子　

冨士元囃子連

• 詳細事項

  冨士元囃子連中

  明治40年頃に旧長崎村（現要町一丁目）の本橋重太郎が習い覚え、地元の浅間神社と長崎神社の祭礼時に奉納したことに始まる。伝承される祭り囃子は「神田流大間囃子」（かんだりゅうおおまばやし）の流れを汲み、江戸の祭囃子の特徴である五人囃子の形態をとる。付随芸として「寿獅子」「大黒舞」「おかめ・ひょっとこ」などがあり、これらは昔より祝福芸として正月や祝いの座敷などで演じられてきている。毎年9月第2土曜日曜の長崎神社例大祭では、屋台で囃子を演奏しながら町内をまわり、祭りを盛り上げている。

シンポジウム「芸能のフィールドからのまなび—内から・外から」

• 詳細事項

  登壇者

  • 西野敬裕冨士元囃子連中会員

    豊島区要町に生まれ、10歳で冨士元囃子をはじる。
    好きな楽器は笛で、笛がうまくなりたい一心で里神楽、邦楽囃子、長唄などもはじめ、日々研鑽に勤めている。
    長崎神社の秋の祭礼や、区内や近隣のイベントで演奏を行なうとともに、後進の育成に取り組んでいる。

    冨士元囃子連中

    明治40年頃に旧長崎村（現要町一丁目）の本橋重太郎が習い覚え、地元の浅間神社と長崎神社の祭礼時に奉納したことに始まる。伝承される祭り囃子は「神田流大間囃子」（かんだりゅうおおまばやし）の流れを汲み、江戸の祭囃子の特徴である五人囃子の形態をとる。付随芸として「寿獅子」「大黒舞」「おかめ・ひょっとこ」などがあり、これらは昔より祝福芸として正月や祝いの座敷などで演じられてきている。毎年9月第2土曜日曜の長崎神社例大祭では、屋台で囃子を演奏しながら町内をまわり、祭りを盛り上げている。

  • 喜多山哲延長崎獅子連会長

  • 内田康夫石原のささら獅子舞副会長

    石原のささら獅子舞

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    石原のささら獅子舞の本拠地川越市石原町に生まれる。内田家は江戸時代中頃よりこの地に存し、菩提寺である観音寺及び獅子舞にも深く関係してきた。幼少より獅子舞の笛の音（ね）に親しむ。曾祖父は笛の名手だったと聞いている。兄、弟も山の神をやり、父も入会、後獅子を習う。40歳前に川越に戻り、独立開業を期に保存会に入会する。父と同じ後獅子をやり始め、曾祖父に倣い笛も勉強中。5年前より副会長となり現在に至る。

    石原のささら獅子舞

    埼玉県指定無形民俗文化財「石原のささら獅子舞」は毎年四月に石原町観音寺他で奉納されている。獅子舞と言えば舞楽系の二人立ちの太神楽の獅子が一般的だが、石原のささら獅子舞は全く形態の違う一人立ちの獅子が三匹集い演舞する「三匹獅子舞」の系統。慶長十一年に長盛上人が観音寺を中興、翌年の慶長十二年に「石原のささら獅子舞」は「偏木獅子舞」と称し観音寺の観音祭として草創されたと伝えられている。

  • ヨゲンドラ・プラニク江戸川印度文化センター所長

    よぎという名前で親しまれている。1996年よりインド国内IT企業に勤務。1997年留学生として初来日、2001年から社会人に。グローバル大手IT企業、日系銀行での幹部職を経て、2019年4月に東京都江戸川区議となる。2022年4月に茨城県で民間校長として採用され、2023年4月に県立土浦第一高等学校長に就任予定。また、2012年に日本に帰化。2016年に江戸川印度文化センターを開設。葛西地域を拠点にしながらインド文化と日本の架け橋となる。同センターでは、ヨーガ、言語、音楽などの教室やインド音楽・舞踊などのイベントを開催している。

  • 丸橋広実インド舞踊家

    南インド、ケララ州にてKalamandalam Leelamma氏に師事し、古典舞踊モヒニアッタムを学ぶ。平成13年度文化庁芸術家在外研修員に抜擢。古事記をインド舞踊に取り入れたり、他のジャンルのアーティストとのコラボによる公演などを行い、数々の賞を受賞。また、インド映画やテレビに出演するなど幅広い活動を行う。『おしゃべりなインド舞踊～ケララに夢中』を執筆、「心と体に優しいインド舞踊教室」講師。

  • 原田敬子東京音楽大学准教授（作曲）

  コーディネーター

  小日向英俊東京音楽大学客員教授（音楽学）