冨士元囃子
冨士元囃子は、明治 40 年頃に旧長崎村(現要町一丁目)の本橋重太郎が習い覚え、地元の浅間 神社と長崎神社の祭礼時に奉納したことに始まります。名前の由来は、高松二 丁目の浅間神社境内にある「豊島長崎の富士塚」に因んで名付けられたといわれています。
東京の祭囃子の特徴である五人囃子の形態をとり、神田流大間囃子に属します。曲目は「屋台」、「昇殿(聖殿)」、「鎌倉」、「四丁目」、「玉入れ」、「屋台」で構成されています。毎年9月第2土曜・日曜の長崎神社例大祭では、屋台で囃子を演奏しながら町内を回ります。
この他、付随芸として祝福芸「寿獅子」「大黒舞」「おかめえ・ひょっとこ」などがあり、正月や祝いの座敷などで演じられてきました。