Program

実践セミナー
フィールドへの「留学」と成果の発信

本実践セミナーでは基礎講座で学んだ方法論や事例を生かし、受講者が伝承の現場へ出向き学ぶ実習(本学が用意する《フィールドワーク実習》)を経て、受講者がそれぞれ地元の芸能等のフィールドワークを行い、その成果をWEBサイト等にて発信します。

全体スケジュール

20221011日(火)~1110日(木)

受講生募集期間実習によって募集締切を延長いたしました。
詳しくは以下をごらんください。

202210月下旬~12

フィールドワーク実習以下をごらんください 留学先D:インドタウンの日程が更新されました。

20231月~2

受講生によるフィールドワークの実践と成果の発信※こちらでサポートをしながら進めていきますので、ご安心してご参加ください。 ※こちらのプログラムには参加せず、「フィールドワーク実習」(それぞれの芸能の見学)のみの参加も可能です。

フィールドワーク実習

《フィールドワーク実習》は、本学教員による「フィールドワーク講座」と、留学先(伝承の現場)に出向く「フィールドワーク実践」により構成します。

応募にあたり、いずれか1つの留学先を選択し、講座と実践をとおして学びを深めます。

※すべての日程を受講できなくても申込みいただけます。
※ほかの留学先も人数に余裕があれば見学可能です。

関連企画

*留学A~Dの応募者が参加できます(応募時にあわせてお申し込みください)

  • インドとふれあう街歩き

    2022123日(土)10:00~ 16:00(集合:東京メトロ東西線西葛西駅9:50)

    インタビュアー

    ヨゲンドラ・プラニクMr. Yogendra Puranik、江戸川印度文化センター長、全日本インド人協会理事長

    コーディネーター

    小日向英俊本学大学客員教授

    西葛西のインドタウンの街歩きをします。近年インド人が多く住む江戸川区西葛西地区。意識しなければ特に「インド人街」とは意識しないかもしれません。それでも街を見渡せば、インド紅茶店、インディアン・インターナショナル・スクール・イン・東京、ヒンドゥー寺院、インド食材店、そして少し離れますが江戸川印度文化センターなどが点在し、ここに集住するインド人コミュニティーの存在が感じられます。また季節により、インドの民俗的祭礼も行われています。「街歩き」ではこれらの施設を巡り、日本の中にあるインド文化に触れてみましょう。特定の施設では、インド文化を体験したりインドの方々と直接お話もできます。(全行程約5Km程度の徒歩、荒天中止)

  • 天吹 オンラインフィールドワーク

    1112日(土)、17:30~、Zoom(参加者確定後にURLをお知らせします)

    インタビュアー

    白尾國英天吹同好会会長

    上川路直光天吹同好会理事

    コーディネーター

    渕上ラファエル広志東京音楽大学付属民族音楽研究所特任研究員

    天吹(てんぷく)は鹿児島地方の縦笛であり、全体の長さが30cm前後、指孔五個、小型尺八のような竹笛です。天吹は全国には普及せずに地域性を保たれ、邦楽器の世界でも非常に珍しい存在です。江戸時代以前から薩摩藩の武士の間に伝承されましたが、明治になると、天吹は学舎と呼ばれる鹿児島独特の教育集団の中で受け継がれ、当時の青年たちに愛好されました。けれども、明治30年ごろ天吹は一気に衰微し、伝承者は大田良一(1887-1959)ただ一人となってしまいました。1981年、大田の直弟子白尾國利(1920-2006)を中心に天吹同好会が発足し、天吹は1990年に鹿児島県指定無形文化財となり、天吹同好会はその保持団体として認定されました。このように、天吹は日本の独特な郷土楽器でありながら、尺八界に対しても貴重な存在として認められています。今回、オンラインフィールドワークとして、天吹同好会会長の白尾國英氏と理事の上川路直光氏、お二人へインタビューを致します。天吹の構造、歴史、伝承曲などについてお伺いいたします。

受講対象

※基礎講座の受講が必要です。

  • 文化行政・文化施設職員
  • 伝統音楽・伝統芸能団体関係者
  • 学校教育関係者
  • アートマネジメントに従事している者、またはそれを志す者

定員

10名〜20名

参加費

無料