人形浄瑠璃とは?

人形浄瑠璃とは…

太夫・三味線・人形が織り成す総合芸術。

物語を語るように演奏する音楽を「浄瑠璃」といい、その「浄瑠璃」と組み合わさって
演じられる人形芝居を「人形浄瑠璃」といいます。

人形浄瑠璃の3要素(三業)をご紹介!
太夫たゆう

語を語る役割を担うのが太夫(たゆう)です。登場人物のセリフ・気持ちや情景の描写、状況説明まで、すべてを一人で表現します。

三味線しゃみせん

人形浄瑠璃で音楽を担うのが三味線です。太夫とともに物語の場面、登場人物の気持ちなどを表現します。

人形遣いにんぎょうつかい

人形浄瑠璃の大事な要素が人形遣いです。一体の人形を三人の人形遣いで操ります。

三人遣いは世界でも類を見ない人形操りの方法。この方法がとても複雑で繊細な動きを可能にします。
プロの世界では修行は”足遣い10年、左遣い10年、主遣い一生”といわれ、芸を身につけるのはとても大変です…。

  • 足遣い
    両手で人形の両足を操ります。
  • 左遣い
    右手で人形の左手を操ります。
    また、小道具の出し入れ等、主遣いがスムーズに人形を扱えるようにサポートします。
  • 主遣い
    左手で人形の顔の部分(首)を、右手で人形の右手を操ります。

出典:『能勢人形浄瑠璃の手引き』(淨るりシアター)

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