東京音楽大学では、文化庁「2019年度大学における文化芸術推進事業」に採択され、日本とアジアの伝統的な音楽・芸能の公演等について、「クロスオーバーによる活用」を主たるテーマに、以下の三つの視点をもって総合的に企画・運営できるアートマネジメントの専門的知見を有した人材を育成します。
本事業は、東京音楽大学付属民族音楽研究所を推進母体とし、国内外の関連機関との連携をはかりながら、実施していきます。

東京音楽大学では、文化庁「2019年度大学における文化芸術推進事業」に採択され、日本とアジアの伝統的な音楽・芸能の公演等について、「クロスオーバーによる活用」を主たるテーマに、以下の三つの視点をもって総合的に企画・運営できるアートマネジメントの専門的知見を有した人材を育成します。
本事業は、東京音楽大学付属民族音楽研究所を推進母体とし、国内外の関連機関との連携をはかりながら、実施していきます。
「伝統×伝統」(伝統の継承)として伝統的な音楽・芸能がもつそれ自体の魅力を尊重し、伝統的な楽器、演目や演奏形式、実演技法等を活かした公演やワークショップの展開方法を学びます。
「伝統×現代」(現代的な創造)として伝統的な音楽・芸能の魅力がより現代において輝くための新たな表現を追求し、伝統の枠に捉われない新たな公演形態や作品創作を開拓します。
日本の作曲家伊福部昭氏により1975年に開設。伊福部氏が生まれ故郷北海道でアイヌ民族の音楽に多大な影響を受けたことから、アイヌ音楽の研究を主たる研究課題として出発。現在はさらに、インドネシアのガムラン音楽や沖縄の伝統音楽等、アジア地域における民族音楽へと研究範囲を広げています。40年以上の公演やワークショップ等の実績があり、また伝統の継承とあわせて新たな音楽表現の創造に力を入れてきた点が特徴です。
本事業では、民族音楽研究所が日本とアジアの伝統音楽・芸能のマネジメントに関する情報の蓄積と発信、情報と人材のクロスセクションの役割を担い、文化施設や演奏者・演奏団体、アートマネジメントに関わる者が情報を共有し利活用できるネットワークの構築を目指します。