「アジア芸能の未来」の裏側

公演実施に向けてこれまで進めてきた制作の舞台裏をご覧いただけます。
どのような思いで私達が舞台を作ってきたか,その一部をご紹介します。

舞台コンセプト

常世の国は海の果ての神々の住む世界。神々は一人の女性の苦しい胸の内を見ていました。「今ごろは半七さん、どこでどうしているのでしょう…」泣き焦がれ、心の灯火も消えそうなお園の元に、宝船に乗りやってきた弁財天(サラスワティ)が人々に平穏と幸せを授ける和歌を唄い、なだめます。音楽に誘われ、お園は自らの力に目覚め舞い、三番叟とともに宝船に乗り、常世の国を目指し、光の幸わう未来に旅立つのでした。

宝船(たからぶね)とは、七福神が乗る宝物を積み込んだ帆船。新年をあらわす季語でもある。
古来より海の彼方へと災厄を流し、幸せを招く象徴である宝船の絵は、枕の下に入れて寝ると良い初夢が見ることができると言われ、江戸時代には宝船の絵を売る「宝船売り」も出現するほど広く親しまれるようになった。
「永き世の 遠の眠りの みな目ざめ 波乗り船の 音のよきかな」(永く深い眠りから、みな目覚めなさい。この宝船から出づる音や波音のなんと心地のよいことか)という回文歌(上から読んでも下から読んでも同じになる文章)、言祝ぎの歌が添えられることがある。

フォトギャラリー

実現は叶いませんでしたが、舞台を企画・制作する過程を学び、準備を重ねてリハーサルを行いました。クリックすると説明が表示されます。

もっと知ろう!アジア芸能のこと

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