出演団体・スタッフ

相模人形芝居下中座

神奈川県小田原市小竹(おだけ)地区に江戸時代より伝わる三人遣いの人形座である。江戸・東京の人形浄瑠璃の面影を伝えるものとして 高い評価を受け、昭和55年に国から重要無形民俗文化財に指定された。 地域の小・中・高校の部活動での指導を続けており、卒業生が入座することで、若い座員の多いことでも知られている。

Message

「アジア芸能の未来」は、コロナ禍で全員集合がなかなか適わず、12月26日のリハーサルがガムランとの初合わせとなりました。年明けの稽古と本番に賭けていましたが、感染拡大で果たせませんでした。完成した舞台をお目にかけられず、申し訳なく思います。
今回の準備作業の中では、人形浄瑠璃の常識にとらわれない受講生の方々の発想に目を開かれる思いがありました。伝統を守りながら、未来への挑戦も厭わない姿勢を大事にしたいと考えております。
この経験を、いま静かに進行中のジャズ・ミュージカルへの挑戦に活かしたいと思います。「THE CAT who went to heaven:涅槃に行った猫」(作詞・作曲:ナンシー・ハーロウ、演出:ウィル・ポメランツ)です。晴れ晴れと舞台で演ずることのできる日が一日も早く来ますよう、願っています。

東京音楽大学ジャワガムランオーケストラ

東京音楽大学ガムラン授業履修生、同好会メンバー、聴講生、卒業生 および講師陣からなるグループ。2019年東京都渋谷文化村通り「第6回SHIBUYAルネッサンス」、2020年東洋音楽学会第71回大会「公開 演奏会」ほか学内外にて演奏多数。中部ジャワのガムラン古典曲のほか、現代作品等にも意欲的に取り組んでいる。

Message

半年の時間をかけて熱心な受講生の皆さんが練りに練ってこられた特別な公演。大掛かりな仕掛けも準備された舞台の日を大変楽しみに、ガムランの練習を重ねて参りました。 公演に賭けられた魂のようなものが今も心にずっと残っております。
この企画が再び立ち上がる日を夢見つつ、アジア芸能の未来に想いを馳せ、力強く担っていく決意を新たにいたしました。本当にありがとうございました。

出演者

* … 講師

相模人形芝居下中座

林美禰子・早野里美・市川博之・山木良介・岡本恵
倉橋知温・鶴貝壮啓・松本日菜子・平井瑚海・鈴木このは

東京音楽大学ジャワガムランオーケストラ

木村佳代*・樋口なみ*・横田誠・加藤駿吾・志岐竜哉・髙木瑠那
栗原邦夫・島田裕里子・田口琴巳・中江彩芽・福本カナコ・山岡秀和

スタッフ

制作:受講生

舞台チーム YIJILI・織原あゆ美・佐藤美穂・清水敦子・NARENTUYA・町田育子

広報チーム 井波真弓・菅野美音・林寛治・福島千枝・山本英代・宮崎瑶子

大学スタッフ:福田裕美・田中香織・平舘ゆう・伊志嶺絵里子・佐々木可奈子

もっと知ろう!アジア芸能のこと

人形浄瑠璃とジャワガムラン。
2つの異なる芸能について,詳しく解説しています。それぞれの芸能の見どころや面白さを知って,日本とインドネシアの文化への理解を深めてみませんか?

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