2020年度プログラム

Ⅱ.実践セミナー
Ⅲ.企画制作研修

「Ⅱ.実践セミナー」と「Ⅲ.企画制作研修」は連続したプログラムになっております。
詳細とお申込は、以下の各企画名をクリックして選択してください

“未来のアジア芸能”をつくる~ステージの表現

Ⅱ.実践セミナー

1970年の大阪万博で会場の中央に用意された「お祭り広場」。ここを舞台に、創作のみならず組み合わせや演出により新たな表現を追求し、日本全体の芸能、アジア全体の芸能をつくりだすという精神のもと「日本の祭り」「アジアの祭り」が開催されました。今回、みなさんと一緒につくりだすのは「未来のアジア芸能」です。個々の伝統芸能をめぐる「現代」を知り、ステージという限られた空間の中で観客にいかに魅せるのか、未来につながる表現の可能性を探りながら、アジアの伝統芸能・日本の伝統芸能を組み合わせたプログラムを企画します。

第1回 9月13日(日) 10:00~13:00 Zoom
第2回 9月20日(日) 10:00~12:30 Zoom
第3回 9月26日(土) 10:00~14:00 池袋キャンパス※
(Zoom)
第4回 10月4日(日) 10:00〜12:00 Zoom

※第3回は東京音楽大学池袋キャンパスで実施予定ですが、オンラインで参加することも可能です。

Ⅲ.企画制作研修

公演開催に向かって準備を進めながら舞台演出・技術、運営も含めて現代的な手法を学びます。

全体ミーティング

第1回 10月31日(土) 13:00〜16:00 池袋キャンパス
第2回 11月28日(土) 13:00〜16:00 池袋キャンパス
Zoom

リハーサル・本番

リハーサル 12月26日(土) 8:30〜21:00 池袋キャンパスAホール
本番 1月11日(月・祝) 終日予定 池袋キャンパスAホール
中止

個別ミーティング

上記以外にも講師・スタッフ・受講生らで日程を調整のうえZoom等を使ってミーティングを実施します。

講師

松田正弘
<淨るりシアター館長>
1991年から文化ホール建築事業プロジェクトチームに参画し、1993年の劇場(「淨るりシアター」)オープン時から、プロデューサーとして、また2007年からは館長として企画・制作に携わる。特に、地域の特性を活かした創造活動では、江戸時代から続く伝統芸能である<能勢の浄瑠璃>(人形を持たない三味線と語りで演じる素浄瑠璃)に、人形と囃子を加え、能勢オリジナルの人形浄瑠璃を平成の時代にデビューさせる。また、この活動を確かなものにするため、「能勢人形浄瑠璃 鹿角座(ろっかくざ)」として劇団化を図った。2001年には、「文化庁派遣芸術家在外研修員」として、インドネシア・デンパサールに留学し、他国文化も研究する。近年は大阪大学等の講師や他の劇場プロデュースについてのアドバイザーとして、また、観光行政に携わり、文化資源を活かした観光とのリンクを仕掛けている。2018年に上方の舞台裏方大賞受賞。
木村佳代
<ガムラン奏者・本学講師>
東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。在学中よりガムランをサプトノ氏に師事。卒業後はガムラングループ・ランバンサリの一員として演奏活動を続け、現在代表を務める。頻繁にインドネシア・中部ジャワに通い、国立芸術大学ISIスラカルタ校等でジャワ・ガムランやバニュマス様式の音楽を学ぶ。2010年より東京音楽大学非常勤講師。NPO法人日本ガムラン音楽振興会理事。『インドネシア芸能への招待』皆川厚一編(東京堂出版)
樋口なみ
<ガムラン奏者・本学講師>
東京音楽大学在籍中にガムランと出会い、ジャワと日本を往復しながら研鑽を積む。1998年より2007年まで東京音楽大学付属民族音楽研究所研究員として勤務。2008年よりNPO法人日本ガムラン音楽振興会(東京都)理事。2011年より東京音楽大学ガムラン講師として学部授業および社会人講座、大学院の個人レッスンカリキュラムのガムラン実技を担当しながら演奏活動を続けている。インドネシア大使館等での演奏、学校のガムランコンサート、海外公演など出演多数。

本学スタッフ

  • 福田裕美(本学准教授)
  • 田中香織(本学特任研究員)
  • 伊志嶺絵里子(本学特任研究員)

申し込み期限

お申し込みを締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

2020年 8月 24日(月)
2020831日(月)【必着】

「オンライン芸能村―日本とアジアの芸能ネットワークづくり」

Ⅱ.実践セミナー

地域や文化の異なる芸能(民俗芸能、舞台芸能等)がコロナ禍においてもオンラインで語り合い、密につながることができるようなネットワークづくりを行います。具体的には、韓国の民俗芸能である「農楽」のオンライン・フィールドワークや演奏体験、日韓の民俗芸能の担い手との交流を行うことを通じて、継続的な関係づくりと、新たな芸能の場の創出方法を検討します。講座の最後には、全員で一緒にプロジェクトを企画することを目標とします。

第1回 9月12日(土) 16:00~19:00 Zoom
第2回 9月19日(土) 16:00~19:00 Zoom
第3回 9月26日(土) 16:00~19:00 Zoom
第4回 10月3日(土) 16:00~19:00 池袋キャンパス※
Zoom

※第4回は東京音楽大学池袋キャンパスで実施予定です(オンラインでの参加も可能です。)第4回もオンラインでの開催になりました。

Ⅲ.企画制作研修

現在の地域文化や芸能交流の姿を、映像や文章を通じて伝える方法を検討し、最終的に全員で一緒にプロジェクトを企画して一般公開を目指します。

第1回 1月 9日(土) 16:00〜18:00 Zoom
第2回 1月16日(土) 16:00〜18:00 Zoom
第3回(中間報告会) 1月23日(土) 16:00〜18:00 Zoom
第4回(最終成果報告会) 3月7日(日) 16:00〜18:00 Zoom

受講生が企画制作したプロジェクトをご覧ください

講師

神野知恵
<国立民族学博物館 機関研究員>
国立民族学博物館機関研究員、東京文化財研究所無形文化遺産部客員研究員。2006年、国際基督教大学在学中に韓国へ留学し、打楽器を用いた民俗芸能である農楽(プンムル)に出会う。帰国後に東京藝術大学大学院で民族音楽学を専攻。現在は家を廻って演じられる芸能(門付け芸)の日韓比較を中心に研究を続ける。「マツリクロッシング」など、日韓芸能の交流プロジェクトにも力を注ぐ。著書に「韓国農楽と羅錦秋─女流名人の人生と近現代農楽史」(2016、風響社、アジアを学ぼうブックレットシリーズ)など。
姫田蘭
<映像制作ディレクター / カメラマン・一般社団法人民族文化映像研究所 理事>
1965年、東京生まれ。学生時代より記録映画・CM等の音楽制作で活動。2000年頃より映像制作をはじめ、現在はコンサートや演劇の舞台収録を主に、ビデオ・写真の撮影、演出を行っている。一般社団法人民族文化映像研究所理事、「映像のまち・かわさき」推進フォーラム理事。

本学スタッフ

  • 小日向英俊(本学客員教授)
  • 金城厚(本学大学院教授・付属民族音楽研究所教授)
  • 赤木舞(本学特任研究員)
  • 田中香織(本学特任研究員)

申し込み期限

お申し込みを締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

2020824日(月)【必着】

「箏をめぐる現代~オンラインで魅せる楽器の力」

Ⅱ.実践セミナー

伝統楽器と「現代」を結ぶ様々な展開のありかたを学びながら、講師と受講生のディスカッションをもとに、オンラインワークショップ「箏をめぐる現代~オンラインで魅せる楽器の力」を企画します。このワークショップは、箏を通して“音楽”の力や表現の可能性を伝え、新たな音楽文化の創造への関心を高めることをめざすものです。

第1回 9月 5日(土) 13:00〜15:30 Zoom
第2回 9月12日(土) 13:00〜15:30 Zoom
第3回 9月19日(土) 13:00〜16:00 池袋キャンパス※
Zoom
第4回 9月26日(土) 13:00〜15:00 Zoom

※第3回は東京音楽大学池袋キャンパスで実施予定です(オンラインでの参加も可能です。)第3回もオンラインでの開催になりました。

Ⅲ.企画制作研修

実践セミナーで考えた企画をもとに、オンラインワークショップの制作プロセスを実践的に学びます。また、より効果的な動画の撮影や編集方法および広報活動等を担当に分かれて学びながら、オンラインにおける新たな “リアリティ”を追求します。

第1回 10月3日(土) 13:00〜15:00 Zoom
第2回 10月24日(土) 13:00〜15:00 Zoom
第3回 1月9日 (土) 10:00〜12:00 Zoom
第4回 1月16日 (土) 10:00~12:00 Zoom
第5回 1月23日(土) 10:00~12:00 Zoom

2021年1月末頃、企画制作したプロジェクトを本事業ウェブサイトにて配信開始

講師

Dual KOTO✕KOTO
<箏デュオ/梶ヶ野亜生 山野安珠美>
梶ヶ野亜生、山野安珠美による箏デュオ。ともに沢井忠夫、沢井一恵氏に師事。一般財団法人地域創造 平成22・23年度公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト。現在は同支援事業アーティストとして、ホール、教育機関、コミュニティ施設などへ伝統楽器である“箏”の枠を超えた音楽を届ける活動を続ける。各企画や場に応じた柔軟な対応には定評がある。それぞれにソリストとしても国内外問わず公演を行い、平行して参加ユニット、録音、舞台音楽制作、テレビラジオ出演、講師活動等、様々な音楽活動を展開。
梶ヶ野亜生
<箏曲演奏家>
沢井忠夫氏、一恵氏に師事。国際交流基金主催公演、アジア芸術見本市招聘参加等多数海外公演。「題名のない音楽会」「邦楽のひととき」等のテレビラジオ出演や、大河ドラマ等録音参加。NHK邦楽技能者育成会第43期卒業。平成12年度文化庁芸術インターシップ研修員生。2002年「第26回鹿児島市春の新人賞」、「第4回鹿児島銀行財団賞」の同時受賞。平成30年度鹿児島県芸術文化奨励賞受賞。現在、桐の音楽院主宰、鹿児島国際大学国際学部音楽学科非常勤講師。
山野安珠美
<箏曲演奏家>
沢井忠夫、沢井一恵の両氏に師事。平成28年度エネルギア音楽賞等受賞。文化庁新進芸術家国内研修員を経て、箏の様々な可能性を求めジャンルの異なる音楽家との共演、「題名のない音楽会」「にほんごであそぼ」等番組出演、ラジオパーソナリティ、新作歌舞伎等舞台音楽制作、CD録音参加など幅広い活動を展開。海外公演多数。アウトリーチ活動にも力を注ぐ。現在、沢井箏曲院教師範。AUNJクラシックオーケストラ、箏カルテット螺鈿隊メンバー。
滝田美智子
<箏曲演奏家・本学客員教授>
11才より二代目野坂操壽氏に師事。東京音楽大学音楽教育科卒、邦楽演奏コース修了。在学中より日本音楽集団に10年、その後オーケストラアジアに16年在籍等経て、2018年〈邦楽Emsemble21〉旗揚げ公演。二十五絃箏によるリサイタル5回開催。オーケストラとの協演を初めとする演奏活動の他、東京音楽大学大学院客員教授(民族音楽研究所兼務)同大学講師。桐朋学園芸術短期大学特別招聘教授。国立音楽大学講師。
姫田蘭
<映像制作ディレクター / カメラマン・一般社団法人民族文化映像研究所 理事>
1965年、東京生まれ。学生時代より記録映画・CM等の音楽制作で活動。2000年頃より映像制作をはじめ、現在はコンサートや演劇の舞台収録を主に、ビデオ・写真の撮影、演出を行っている。一般社団法人民族文化映像研究所理事、「映像のまち・かわさき」推進フォーラム理事。

本学スタッフ

  • 加藤富美子(本学大学院客員教授・付属民族音楽研究所所長)
  • 伊志嶺絵里子(本学特任研究員)

申し込み期限

お申し込みを締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

2020年 8月 24日(月)
2020831日(月)【必着】

対象

  • 文化行政・文化施設職員
  • 伝統音楽・伝統芸能団体関係者
  • 学校教育関係者
  • アートマネジメントに従事している者、またはそれを志す者

定員

企画A「“未来のアジア芸能”をつくる~ステージの表現」15名

企画B-1「オンライン芸能村―日本とアジアの芸能ネットワークづくり」15名

企画B-2「箏をめぐる現代~オンラインで魅せる楽器の力」15名

参加費

無料

受講方法

  • オンラインの場合、基本的に「Zoom」によるリアルタイム配信で実施いたします。ご自宅や職場等からお気軽にご参加いただけます。
  • 池袋キャンパスで実施する回(対面)への参加が難しい場合、オンラインでの参加も可能です。また、新型コロナ感染症拡大の状況により、すべてオンラインに変更させていただく場合もございますのでご了承ください。
  • 受講方法の詳細については、お申込みいただきました後、メールにてご連絡いたします。 ※ご受講の際には、「Zoom」アプリ(無料)をインストールしたPCやタブレット等とインターネット通信環境が必要となります(マイクやカメラが非搭載のPCをご使用の場合は別途webカメラ等をご準備ください。通信料は各自のご負担となります)

※「Zoom」の利用方法、動作環境等は恐れ入れいりますがご自身でご確認くださいますようお願い申し上げます。

「Zoom」公式サイト

ご注意

  • 「Ⅱ.実践セミナー」及び「Ⅲ.企画制作研修」にお申込みされた方は、「Ⅰ.基礎講座」の動画の方もご視聴いただきますようお願い申し上げます(視聴方法については、メールにてご連絡させていただきます)。
  • 「Ⅱ.実践セミナー」及び「Ⅲ.企画制作研修」は連続したプログラムとなっておりますので、両プログラムにご参加いただきますようお願い申し上げます。
  • 企画A、企画B-1、企画B-2のうち、参加を希望される企画を選択してください。なお、各企画に定員があるため、ご希望にそえない場合は後日ご相談させていただくこともございます(定員を大幅に超えるお申込みをいただいた場合は、先着順とさせていただきます)。