ピアノという楽器自体の歴史的変化を再認識して、異なる時代と異なる需要で創られた楽曲の様式感をつかんでいきます。現代の楽器で異なる様式の楽曲を弾き分ける解釈力と演奏技術の修得を目指します。
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●定期実技試験では1年次は古典派、2年次はロマン派、3年次はロマン派または近現代、4年次は自由な選曲によるプログラムの演奏が課されます。
●学修成果を集約して披露するため、実技試験以外に下記の演奏会が用意されています。
①全学年のピアノ専攻学生を対象としたオーディションによる学内演奏会(春٠秋)
②ピアノ専攻3年次定期試験の成績優秀者による春のコンサート
③全学生を対象としたオーディションによるソロ٠室内楽定期演奏会
④学生のソロ٠室内楽の自主企画提出による土曜コンサート
⑤ピアノデュオ履修者による試験成績優秀者演奏会
⑥4年次の全ピアノ学生を対象とした卒業試験成績優秀者による学内卒業演奏会
●週1回の個人レッスン。入学後に2名の教員によるダブルレッスンを選択することもできます。
●成績優秀者には奨学金が授与されます。
●器楽専攻ピアノの学生のみが選択できる「ピアノ・プラクティカル・トレーニング」では、音楽教室などの講師になるために必要とされる実践的な知識や技術の習得が可能です。
●以下のコース変更が可能です。
①定期実技試験の成績とオーディションの結果によって、ピアノ演奏家コースへ。
②定期実技試験の成績とコース変更のための創作楽曲提出による審査の結果によって、ピアノ創作コースへ。
③定期実技試験の成績とコース変更のための試験の結果によって、コンポーザー=ピアニストコースへ。
卒業に必要な単位数(2023年度入学生)
専攻(コース) | 教養科目 | 外国語科目 | 必修科目 | 選択必修 | 選択科目 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|
器楽(ピアノ)/ ピアノ | 12 | 12 | 54 | - | 46 | 124 |
専攻(コース) | 器楽(ピアノ)/ ピアノ |
---|---|
教養科目 | 12 |
外国語科目 | 12 |
必修科目 | 54 |
選択必修 | - |
選択科目 | 46 |
計 | 124 |
成績評価について
東京音楽大学では、2019年度入学生より、新しい成績評価制度(GPA制度)を導入しています。
2019年度生以降
点数 | 評語 | 判定 |
---|---|---|
90〜100点 | A+ | 合格 |
80〜89点 | A | 合格 |
70〜79点 | B | 合格 |
60〜69点 | C | 合格 |
単位認定された科目及び 合格と認められた科目の評価 |
P | 合格 |
59点以下 | F | 不合格 |
評価外 | X | 不合格 |
*学則第15条の2及び3により単位認定された授業科目の評価は「認」とする。
2018年度生以前
点数 | 評語 | 判定 |
---|---|---|
90〜100点 | 秀 | 合格 |
80〜89点 | 優 | 合格 |
70〜79点 | 良 | 合格 |
60〜69点 | 可 | 合格 |
単位認定された科目及び 合格と認められた科目の評価 |
認 | 合格 |
59点以下 | 不可 | 不合格 |
評価外 | 外 | 不合格 |
GPA (Grade Point Average) 制度
(趣旨)
第1条 この要項は、東京音楽大学(以下「本学」という。)音楽学部における Grade Point Average(以下「GPA」という。)制度の運用について必要な事項を定める。
(GPAの定義)
第2条 GPAとは、履修した科目ごとの5段階評価を4から0までの点数 Grade Point(以下「GP」という。)に置き換えたうえで、履修した科目1単位あたりの成績平均値を求めたものをいう。
(GPA制度の目的)
第3条 学修の量(単位)と質(成績評価)を総合した成績制度を導入することによって、学習の到達度を明確にし、学生が自らの学習目標を設定しやすくするとともに、国際的な成績基準に対応することを目的とする。
(成績評価及びGPA)
第4条 成績評価及びGPは、表のとおりとする。
点数 | 評語 | 判定 | GP | |
---|---|---|---|---|
2019年度 入学生 以降 |
2018年度 入学生 以前 |
|||
90〜100点 | A+ | 秀 | 合格 | 4 |
80〜89点 | A | 優 | 合格 | 3 |
70〜79点 | B | 良 | 合格 | 2 |
60〜69点 | C | 可 | 合格 | 1 |
単位認定された科目及び 合格と認められた科目の評価 |
P | 認 | 合格 | - |
59点以下 | F | 不可 | 不合格 | 0 |
評価外 | X | 外 | 不合格 | 0 |
GPAの種類と算出方法
第5条 GPAは、「年度GPA」「累積GPA」に区分し、次の各号の定める方法により算出する。算出された数値の小数点第3位以下は切り捨てる。
1.当該年度のGPAの計算式
(全期間の「秀/A+」の単位数×4+「優/A」の単位数×3+「良/B」の単位数×2+「可/C」の単位数×1) / 当該年度の総履修登録単位数
2.累積GPAの計算式
(全期間の「秀/A+」の単位数×4+「優/A」の単位数×3+「良/B」の単位数×2+「可/C」の単位数×1) / 全期間の総履修登録単位数
GPA非対象科目
第6条 次の各号に挙げる授業科目はGPAの対象とはしない。
1.卒業要件に算入しない教職に関する科目
2.卒業要件に算入しない特別実技科目
3.成績評価が「認定/P」と付く科目
4.所定の期間に履修登録取り消し手続きをした科目
(GPAの通知)
第7条 各学期の成績通知においては、累積GPAを記載するものとする。
(GPA証明書)
第8条 本人の申請により、GPA証明書を発行する。
2前項に関して必要な事項は別に定める。
附則
この要項は、平成27年4月1日から実施し、平成27年度入学生から適用する。
ディプロマポリシー
ピアノ音楽の各時代様式に沿った楽曲の理解力、様式感、演奏技術を修得し、古典派、ロマン派、近現代のバランスのとれたレパートリーを形成していること。
将来の音楽活動の基盤として、ピアノ音楽以外にも視野を広げていること。
カリキュラムポリシー
カリキュラムの目的
カリキュラムの構成
アドミッションポリシー
ピアノ音楽の学習を通して豊かな人間性、社会性を育むために、ピアノに限定することなく音楽に関して幅広く関心を持ち、外国語を始めとする教養科目にも勉学意欲のある人材を求めます。ピアノ演奏の系統的な学習を円滑に行うために、基礎的なピアノ演奏技術と演奏スタイルを習得していることが必要です。