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オーボエ

声楽のような叙情的な音色が
聴く者の感性を揺さぶる。

クラシック音楽の草創期には、すべての木管楽器を代表してフルートやファゴットも吹いていたのがオーボエ奏者です。その後ベートーヴェンの時代になると、一つひとつの楽器がより専門的になり、オーボエ奏者はオーボエだけに専念するようになりました。いまだにオーケストラのチューニングはオーボエを基準にして行われるほど、当時から重要な役割を担ってきた楽器になります。人間の声帯に近いダブルリードを使用するため、その音色は声楽のような聴く者の感性に直接訴えかける力を秘めています。そのためオーケストラでは印象的な旋律を担当することも多く、その時こそがオーボエ奏者であることに誇りを感じられる場面のひとつになるでしょう。

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自分に合うリードを作る技術も身につけ、
唯一無二の表現力を引き出す。

オーボエの魅力は、ダブルリードだからこそ出せる音色と表現力です。ほかの管楽器と呼吸法が異なるため各自の研究が必要です。本学ではより高いレベルの演奏を目指すために、自分のリードを作る訓練も行います。自分に合った良いリードを使ってしっかりとコントロールができれば、ほかの楽器にはできない唯一無二の豊かな表現力を引き出すことができます。それこそがオーボエを演奏する最大の喜びと言えるでしょう。卒業後はいきなりオーケストラに所属できるケースはかなり稀。フリーの演奏家として室内楽などで経験を積み、自分の演奏技術や表現力をアピールしながら、オーケストラへの所属を目指します。または警視庁や消防庁、自衛隊などの官公庁に設置されている音楽隊への道も開けています。

卒業に必要な単位数(2023年度入学生)

専攻(コース) 教養科目 外国語科目 必修科目 選択必修 選択科目
器楽(管打楽器)/ オーボエ 12 12 70 - 30 124
専攻(コース) 器楽(管打楽器)/ オーボエ
教養科目 12
外国語科目 12
必修科目 70
選択必修 -
選択科目 30
124
成績評価について
GPA制度について

ディプロマポリシー

高度な技術と豊かな表現力を獲得していること。専門の楽器に関する深い理解とともに、複数の楽器に関する幅広い知識を修得していること。合奏技術に習熟していること。

カリキュラムポリシー

カリキュラムの目的

  • 10種類の管楽器と打楽器において、高度な技術と豊かな表現力を獲得し、国際的に活躍できる実力を持った音楽家の育成を目指します。
  • 独奏能力だけではなく、合奏技術を高めます。
  • 演奏家、指導者に限らず管打楽器関係のあらゆる職種に必要となる、複数の楽器に関する幅広い知識を獲得します。

上記を通して、様々な音楽分野で活躍できる人材の育成を目指します。

   

カリキュラムの構成

  • 週1回の個人レッスンを通して、高度な技術と豊かな表現力を身に付けます。なお、打楽器は、鍵盤楽器と打楽器一般に分けて2人の教員が担当します。
  • 国内外招聘音楽家の公開レッスンや個人レッスンの実施により、多角的に学ぶ機会も準備されています。
  • 管楽器の特性として合奏技術の習熟が重要であり、「吹奏楽」「管弦楽または合奏」「室内楽」の授業を充実させています。発表の場としての演奏会は職業的実践の場も兼ねています。管打楽器を専攻する全学生は、希望すればこれらの合奏関連授業を受講できます。
  • 管打楽器学生は専攻楽器だけではなく、いわゆる持替楽器としての複数の楽器にも習熟しなければなりません。これらの持替楽器についても実技レッスンを受けることができ、「吹奏楽」「管弦楽」「室内楽」で実習できます。
  • 「管打指導法」では全管打楽器の幅広い知識修得と実践を行います。専門楽器の深い知識と組み合わせることにより、高い応用力を身に付けます。

アドミッションポリシー

管楽器と打楽器において、高度な技術と豊かな表現力の獲得を目指し、様々な音楽分野での活躍を希望する人を求めます。各楽器において、基礎的な演奏技術と表現力を有していることが必要です。