2021年度より、音楽をめぐる状況の大きな変化に対応するため、作曲「映画・放送音楽コース」「ポピュラー・インストゥルメンツコース」「ソングライティングコース」の3コースを統合し、作曲「ミュージック・メディアコース」(MMC)が誕生します。
卒業後、音楽業界で即戦力となるために、商業音楽分野で必要とされる作編曲法を基礎から学び、プリプロダクション、スタジオレコーディング、セルフプロデュースによるCD制作などを実践しながら、多様化したメディアに対応し、自分の音楽を積極的に世界へ発信できるアイデアと頭脳を併せもつ、時代に対応したセルフ・プロデュース能力のある人材の育成を目指します。
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21世紀に入り、音楽をめぐる状況は目まぐるしく変化しました。従来のようにCDで音楽を聴く形態から、定額配信サービスやYouTubeをとおして聴く形態になり、映画、ゲームなど、多様な楽しみ方が生まれています。また、音楽制作の方法も、技術の革新と共に、すっかり様変わりをしました。
これまで、作曲「映画・放送音楽コース」「ポピュラー・インストゥルメンツコース」「ソングライティングコース」は、ユニークで優秀な作編曲家、パフォーマーを数多く輩出してきましたが、新たに作曲「ミュージック・メディアコース」(MMC)として生まれ変わります。
西洋音楽はもちろん、民族音楽や現代音楽、ジャズ、ロック、ポップスなど、ジャンルの垣根を越えて深く追究し、自分の音楽を確立して音楽の空に羽ばたいていってください。
卒業に必要な単位数(2022年度入学生)
専攻(コース) | 教養科目 | 外国語科目 | 必修科目 | 選択必修 | 選択科目 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|
作曲指揮 / ミュージック・メディアコース | 12 | 12 | 78 | 4 | 18 | 124 |
専攻(コース) | 作曲指揮 / ミュージック・メディアコース |
---|---|
教養科目 | 12 |
外国語科目 | 12 |
必修科目 | 78 |
選択必修 | 4 |
選択科目 | 18 |
計 | 124 |
成績評価について
東京音楽大学では、2019年度入学生より、新しい成績評価制度(GPA制度)を導入しています。
2019年度生以降
点数 | 評語 | 判定 |
---|---|---|
90〜100点 | A+ | 合格 |
80〜89点 | A | 合格 |
70〜79点 | B | 合格 |
60〜69点 | C | 合格 |
単位認定された科目及び 合格と認められた科目の評価 |
P | 合格 |
59点以下 | F | 不合格 |
評価外 | X | 不合格 |
*学則第15条の2及び3により単位認定された授業科目の評価は「認」とする。
2018年度生以前
点数 | 評語 | 判定 |
---|---|---|
90〜100点 | 秀 | 合格 |
80〜89点 | 優 | 合格 |
70〜79点 | 良 | 合格 |
60〜69点 | 可 | 合格 |
単位認定された科目及び 合格と認められた科目の評価 |
認 | 合格 |
59点以下 | 不可 | 不合格 |
評価外 | 外 | 不合格 |
GPA (Grade Point Average) 制度
(趣旨)
第1条 この要項は、東京音楽大学(以下「本学」という。)音楽学部における Grade Point Average(以下「GPA」という。)制度の運用について必要な事項を定める。
(GPAの定義)
第2条 GPAとは、履修した科目ごとの5段階評価を4から0までの点数 Grade Point(以下「GP」という。)に置き換えたうえで、履修した科目1単位あたりの成績平均値を求めたものをいう。
(GPA制度の目的)
第3条 学修の量(単位)と質(成績評価)を総合した成績制度を導入することによって、学習の到達度を明確にし、学生が自らの学習目標を設定しやすくするとともに、国際的な成績基準に対応することを目的とする。
(成績評価及びGPA)
第4条 成績評価及びGPは、表のとおりとする。
点数 | 評語 | 判定 | GP | |
---|---|---|---|---|
2019年度 入学生 以降 |
2018年度 入学生 以前 |
|||
90〜100点 | A+ | 秀 | 合格 | 4 |
80〜89点 | A | 優 | 合格 | 3 |
70〜79点 | B | 良 | 合格 | 2 |
60〜69点 | C | 可 | 合格 | 1 |
単位認定された科目及び 合格と認められた科目の評価 |
P | 認 | 合格 | - |
59点以下 | F | 不可 | 不合格 | 0 |
評価外 | X | 外 | 不合格 | 0 |
GPAの種類と算出方法
第5条 GPAは、「年度GPA」「累積GPA」に区分し、次の各号の定める方法により算出する。算出された数値の小数点第3位以下は切り捨てる。
1.当該年度のGPAの計算式
(全期間の「秀/A+」の単位数×4+「優/A」の単位数×3+「良/B」の単位数×2+「可/C」の単位数×1) / 当該年度の総履修登録単位数
2.累積GPAの計算式
(全期間の「秀/A+」の単位数×4+「優/A」の単位数×3+「良/B」の単位数×2+「可/C」の単位数×1) / 全期間の総履修登録単位数
GPA非対象科目
第6条 次の各号に挙げる授業科目はGPAの対象とはしない。
1.卒業要件に算入しない教職に関する科目
2.卒業要件に算入しない特別実技科目
3.成績評価が「認定/P」と付く科目
4.所定の期間に履修登録取り消し手続きをした科目
(GPAの通知)
第7条 各学期の成績通知においては、累積GPAを記載するものとする。
(GPA証明書)
第8条 本人の申請により、GPA証明書を発行する。
2前項に関して必要な事項は別に定める。
附則
この要項は、平成27年4月1日から実施し、平成27年度入学生から適用する。
ディプロマポリシー
商業音楽の分野で求められる広範囲な作編曲技術を獲得していること。
音楽業界を取り巻く激しい時代の変化に対応でき、様々な音楽シーンにおいて、幅広い視野から作品をプロデュースできる能力が高いこと。クライアント/エンジニア/アーティスト/コンポーザー/アレンジャー/プレーヤーなど、様々な立場の人間と理解し合える、優れたコミュニケーション能力を持つこと。
企画制作、セルフプロデュースなど、作曲編曲活動に留まらず、音楽業界全体に貢献できる多角的な能力を備えていること。
ネットワーク社会の一員としての高い見識を持ち、音楽に関わるすべてのメディアに精通していること。新たなメディア作品を創造する先見性と洞察力を持ち、その実現のために必要となる高い行動力と連携力を持つこと。
カリキュラムポリシー
カリキュラムの目的
カリキュラムの構成
アドミッションポリシー
ポピュラー音楽を始め、様々なジャンルの音楽について興味を持ち、かつ音楽に打ち込む真剣な姿勢や熱意を備えている人材を求めます。コードネームの理解と伴奏付けの能力、基本的な和声の知識を持ち、自作曲のデモ演奏または基本的なデモ音源制作ができることが必要不可欠です。
また、今後コンポーザー、アレンジャーとして、演奏やパフォーマンスといった音楽に関わる部分に興味を持つのはもちろんのこと、現在音楽を取り巻くあらゆるツールに関しても、幅広い興味を持ち、積極的に自身の活動に生かすことのできる意欲を持つ人材を求めています。
カリキュラムツリー