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テューバ

重低音を美しく響かせながら、
オーケストラを支える喜び。

現在のテューバのルーツとなるバステューバが完成したのは1830年代。歴史が浅いこともあり、今でも機能的に進化を続けている楽器です。アンサンブルや合奏では一番低い響きを担当。全体の土台となって華のあるプレイヤーや楽器をしっかりと引き立たせることが、テューバのやりがいのひとつになります。また心地よくホールを響かせることができた時の心地よさは格別です。ほとんどのオーケストラでテューバ奏者はひとりですが、音域が広いため、上下に分かれたパートもすべて吹きます。大きな楽器ではありますが、実際に使う息の量はフルートとさほど変わらず、華奢な女性でも吹くことができます。声を出しながら演奏する重音奏法や、ビート感を出すリップビートなどさまざまな特殊奏法もあり、表現の幅も広がっている楽器です。

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アンサンブルや合奏の授業で、
周囲を感じる余裕を習得。

本学のさまざまなカリキュラムの中でも特に大切にしたいのが、テューバの活躍の場であるアンサンブルや合奏の授業です。ユーフォニアムなどほかの楽器と演奏することで、共に吹いている人の息遣いや音程感、音のタッチなどを聴く癖をつけることができます。歴史の浅い楽器なので、テューバが生まれる以前に、ほかの楽器のために作られた曲を演奏する機会が多いことも特長です。そのため、さまざまな楽器の理解を深めることがテューバの上達につながることも。新しい楽器だからこそ、ほかの楽器から学べることがたくさんあるのです。卒業後はオーケストラ以外に、自衛隊音楽隊や警察音楽隊に所属したり、教職に就くなどさまざま。フリーランスとしてプロを目指す人もいます。

卒業に必要な単位数(2023年度入学生)

専攻(コース) 教養科目 外国語科目 必修科目 選択必修 選択科目
器楽(管打楽器)/ テューバ 12 12 70 - 30 124
専攻(コース) 器楽(管打楽器)/ テューバ
教養科目 12
外国語科目 12
必修科目 70
選択必修 -
選択科目 30
124
成績評価について
GPA制度について

ディプロマポリシー

高度な技術と豊かな表現力を獲得していること。専門の楽器に関する深い理解とともに、複数の楽器に関する幅広い知識を修得していること。合奏技術に習熟していること。

カリキュラムポリシー

カリキュラムの目的

  • 10種類の管楽器と打楽器において、高度な技術と豊かな表現力を獲得し、国際的に活躍できる実力を持った音楽家の育成を目指します。
  • 独奏能力だけではなく、合奏技術を高めます。
  • 演奏家、指導者に限らず管打楽器関係のあらゆる職種に必要となる、複数の楽器に関する幅広い知識を獲得します。

上記を通して、様々な音楽分野で活躍できる人材の育成を目指します。

   

カリキュラムの構成

  • 週1回の個人レッスンを通して、高度な技術と豊かな表現力を身に付けます。なお、打楽器は、鍵盤楽器と打楽器一般に分けて2人の教員が担当します。
  • 国内外招聘音楽家の公開レッスンや個人レッスンの実施により、多角的に学ぶ機会も準備されています。
  • 管楽器の特性として合奏技術の習熟が重要であり、「吹奏楽」「管弦楽または合奏」「室内楽」の授業を充実させています。発表の場としての演奏会は職業的実践の場も兼ねています。管打楽器を専攻する全学生は、希望すればこれらの合奏関連授業を受講できます。
  • 管打楽器学生は専攻楽器だけではなく、いわゆる持替楽器としての複数の楽器にも習熟しなければなりません。これらの持替楽器についても実技レッスンを受けることができ、「吹奏楽」「管弦楽」「室内楽」で実習できます。
  • 「管打指導法」では全管打楽器の幅広い知識修得と実践を行います。専門楽器の深い知識と組み合わせることにより、高い応用力を身に付けます。

アドミッションポリシー

管楽器と打楽器において、高度な技術と豊かな表現力の獲得を目指し、様々な音楽分野での活躍を希望する人を求めます。各楽器において、基礎的な演奏技術と表現力を有していることが必要です。