かつてはソロで演奏されてきた楽器です。しかし、20世紀以降は優れた演奏家の登場によって、楽器に秘められたポテンシャルを引き出すことに成功。作曲家がクラシックギターの価値を認めるようになりました。その結果、ソロだけでなく、アンサンブルの曲も数多く作られるようになり、他楽器と共演する機会も増えています。また、音楽ホールの残響が良くなったことで、より遠くまで音が届くようになり、ソロ演奏でも多くの観客を魅了できるようになりました。時代とともに演奏の楽しみ方や可能性が広がっている楽器のひとつになります。
≫器楽専攻弦楽器パンフレット
≫レッスン動画
音楽全体に関する知識や経験を幅広く身につけながら、演奏技術を学んでいきます。週1回の個人レッスンでは、ひとりひとりが弾きたい曲や興味のある曲を練習しながら、例えば、ひとつのフレーズに対して、さまざまな弾き方や表現方法を学ぶなどして、演奏の引き出しを増やしていきます。そして、その中から自分に合うものを取捨選択し、自分のスタイルを確立していくことを目指します。多くの選択肢を知り、技術的にも内面的にも余裕を持って舞台に立てるようになれば、豊かな感情表現を伴った演奏ができる。それこそがギターを弾く醍醐味なのです。また、ハープや同じギターとのアンサンブルにも力を入れています。実践的な指導により、ほとんどの学生がプロの演奏家を目指します。
卒業に必要な単位数(2023年度入学生)
専攻(コース) | 教養科目 | 外国語科目 | 必修科目 | 選択必修 | 選択科目 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|
器楽(弦楽器)/ クラシックギター | 12 | 12 | 66 | - | 34 | 124 |
専攻(コース) | 器楽(弦楽器)/ クラシックギター |
---|---|
教養科目 | 12 |
外国語科目 | 12 |
必修科目 | 66 |
選択必修 | - |
選択科目 | 34 |
計 | 124 |
成績評価について
東京音楽大学では、2019年度入学生より、新しい成績評価制度(GPA制度)を導入しています。
2019年度生以降
点数 | 評語 | 判定 |
---|---|---|
90〜100点 | A+ | 合格 |
80〜89点 | A | 合格 |
70〜79点 | B | 合格 |
60〜69点 | C | 合格 |
単位認定された科目及び 合格と認められた科目の評価 |
P | 合格 |
59点以下 | F | 不合格 |
評価外 | X | 不合格 |
*学則第15条の2及び3により単位認定された授業科目の評価は「認」とする。
2018年度生以前
点数 | 評語 | 判定 |
---|---|---|
90〜100点 | 秀 | 合格 |
80〜89点 | 優 | 合格 |
70〜79点 | 良 | 合格 |
60〜69点 | 可 | 合格 |
単位認定された科目及び 合格と認められた科目の評価 |
認 | 合格 |
59点以下 | 不可 | 不合格 |
評価外 | 外 | 不合格 |
GPA (Grade Point Average) 制度
(趣旨)
第1条 この要項は、東京音楽大学(以下「本学」という。)音楽学部における Grade Point Average(以下「GPA」という。)制度の運用について必要な事項を定める。
(GPAの定義)
第2条 GPAとは、履修した科目ごとの5段階評価を4から0までの点数 Grade Point(以下「GP」という。)に置き換えたうえで、履修した科目1単位あたりの成績平均値を求めたものをいう。
(GPA制度の目的)
第3条 学修の量(単位)と質(成績評価)を総合した成績制度を導入することによって、学習の到達度を明確にし、学生が自らの学習目標を設定しやすくするとともに、国際的な成績基準に対応することを目的とする。
(成績評価及びGPA)
第4条 成績評価及びGPは、表のとおりとする。
点数 | 評語 | 判定 | GP | |
---|---|---|---|---|
2019年度 入学生 以降 |
2018年度 入学生 以前 |
|||
90〜100点 | A+ | 秀 | 合格 | 4 |
80〜89点 | A | 優 | 合格 | 3 |
70〜79点 | B | 良 | 合格 | 2 |
60〜69点 | C | 可 | 合格 | 1 |
単位認定された科目及び 合格と認められた科目の評価 |
P | 認 | 合格 | - |
59点以下 | F | 不可 | 不合格 | 0 |
評価外 | X | 外 | 不合格 | 0 |
GPAの種類と算出方法
第5条 GPAは、「年度GPA」「累積GPA」に区分し、次の各号の定める方法により算出する。算出された数値の小数点第3位以下は切り捨てる。
1.当該年度のGPAの計算式
(全期間の「秀/A+」の単位数×4+「優/A」の単位数×3+「良/B」の単位数×2+「可/C」の単位数×1) / 当該年度の総履修登録単位数
2.累積GPAの計算式
(全期間の「秀/A+」の単位数×4+「優/A」の単位数×3+「良/B」の単位数×2+「可/C」の単位数×1) / 全期間の総履修登録単位数
GPA非対象科目
第6条 次の各号に挙げる授業科目はGPAの対象とはしない。
1.卒業要件に算入しない教職に関する科目
2.卒業要件に算入しない特別実技科目
3.成績評価が「認定/P」と付く科目
4.所定の期間に履修登録取り消し手続きをした科目
(GPAの通知)
第7条 各学期の成績通知においては、累積GPAを記載するものとする。
(GPA証明書)
第8条 本人の申請により、GPA証明書を発行する。
2前項に関して必要な事項は別に定める。
附則
この要項は、平成27年4月1日から実施し、平成27年度入学生から適用する。
ディプロマポリシー
弦楽器独特の美しく豊かな響きを獲得していること。それぞれの感性と知識によって、楽曲の様式や作曲者の意図を捉え、どのように表現するかを判断できること。アンサンブルの基礎を修得していること。
カリキュラムポリシー
カリキュラムの目的
弦楽器独特の美しく豊かな響きを追求します。それぞれの感性と知識によって、楽曲の様式や作曲者の意図をとらえ、どのように表現するかを探求します。合奏等の授業において、「聴(みみ)」を育て、他と協調し、連帯感を培います。以上を通して、様々な音楽分野で活躍できる人材の育成を目指します。
カリキュラムの構成
アドミッションポリシー
弦楽器独特の美しく豊かな響きを追求し、様々な音楽分野での活躍を希望する人を求めます。各楽器において、基礎的な演奏技術と表現力を有していることが必要です。