2024.04.24
2023年度、音楽大学でより本格的に“学びたい・学び直したい”社会人の方々を対象に、「社会人の学びの場」を開講しました。
音楽大学卒業生のためのリカレント、一般社会人対象の音楽教養講座を複数回にわたって開催し、本学の教育研究の成果をより広く社会に提供して行きます。
皆さまからのお申込みを心よりお待ちしております。
東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス
東京都目黒区上目黒1丁目9-1
JR/「恵比寿駅」より徒歩14分
私鉄/東急東横線「中目黒駅」「代官山駅」より徒歩5分
詳しくは本学ホームページ(https://www.tokyo-ondai.ac.jp/about/access)をご覧ください。
◆分析によって得られる解釈からより深い表現へ!
〜平均律クラヴィア曲集で学ぶバッハのフーガ〜
5月13日(月)18:30~20:00
5月20日(月)18:30~20:00
5月27日(月)18:30~20:00
講師:照屋 正樹
申し込みを締め切りました
♪ フーガはソナタ形式などの様に一定の型があると考えている方が多いように思いますが、「単一主題による模倣を原理とした対位法的書法による作品」がフーガの定義と言えます。
つまり冒頭の提示以外は一定のひな形がある訳ではなく、作曲家は自らが生み出した主題の持つ天性を見極め、フーガに育て上げて行くものなので1曲、1曲がそれぞれ異なる個性に溢れているのです。
今回は旧約聖書に例えられるバッハのフーガを分析し、その魅力に迫ります。
受講者は各自、平均律クラヴィア曲集 第1巻の楽譜を用意してください。
◆名曲を通して学ぶソルフェージュ
6月 4日(火)18:30~20:00
6月11日(火)18:30~20:00
6月18日(火)18:30~20:00
講師:荒尾 岳児
申し込みを締め切りました
♪古今の名曲は、全て「楽譜」という形で書き残され、後世の私たちに伝えられています。楽譜には旋律・和音・リズムといった音楽の要素が詰まっています。
録音という手段を持たなかった時代の作曲家たちが、何とかして自分の思い浮かべた音楽を人に伝えようとして書き記した楽譜から、その音楽を読み取り、受け取る技術が読み手には必要となります。その技術を「ソルフェージュ」と呼びます。
いろいろな時代の名曲を題材として、音読したり歌ったりしながら、作曲家たちが私たちに残してくれた音楽をよりヴィヴィッドに味わいましょう。
※受講にあたっては各自、『新・名曲視唱曲集』(音楽之友社)をご用意ください。
◆吹奏楽の現場で役立つ編曲法
6月 7日(金)19:00~20:30
6月21日(金)19:00~20:30
7月 5日(金)19:00~20:30
講師:中橋 愛生
申し込みを締め切りました
♪少子化や、学校の部活動の地域移行などの影響で、アマチュア吹奏楽の現場の編成は多様になっています。少人数で指定パートが揃わない、特定の楽器に人数が偏っている、メンバーの楽器の習熟度にバラつきがある、などの理由で既存の楽譜を使っての演奏が難しい、というケースは多いでしょう。そこで有効になるのが、自分たちのバンドに適した形に楽曲を編曲するスキルです。
各回の内容は「奏者の習熟度別での楽器運用法」、「既存の楽曲と編成が合わない場合」、「フレックス楽譜の活用法」を予定しています。これらを通して編曲のスキルを身につけると同時に、吹奏楽自体についての見識を深めていただくことも狙いとしています。
◆古楽四方山話再び
6月10日(月)18:30~20:00
6月17日(月)18:30~20:00
6月24日(月)18:30~20:00
講師:鈴木 秀美
申し込みを締め切りました
♪ 社会に根付いてきた感のある『古楽』という言葉は何を指すのか、「それ以外」とはどう違うのか、『古楽』を実践するときの問題・課題はなにか、聴くときには何か特別な知識や理解が必要なのか等々、おそらく一般的と思われる疑問を共有し、また楽譜・資料や録音なども交えて、音楽全般が今後『どこへ行くのか』と考え巡らす時間。
◆西洋音楽の流れを辿る
6月20日(木)19:00~20:30
6月27日(木)19:00~20:30
7月 4日(木)19:00~20:30
講師:坂崎 則子
申し込みを締め切りました
♪ クラシック音楽の流れを中世から近代まで概観します。中世の単旋律の世界から出発し、ルネサンス時代に合唱全盛となり、続くバロック時代に楽器の発達と共に器楽曲が花開いていきました。その後は古典派、ロマン派、近代と続いていきます。ご自分のお気に入りの音楽がどの時代のもので、その時代背景はどのようなものであったのか、ご一緒に展望してみませんか。
講師:髙橋 千佳子
申し込みを締め切りました
♪ 私たちは「ドレミファソ」と簡単に言えます。ところがフランス国では小・中・高の教育科目に「音楽」という単元が無いそう!もし担任が音楽に興味の無い先生だったら音楽教科に触れずに小中高を了えてしまう事も有りだとか…。幸い我が国では文科省により音楽教科は必修となっているので「ドレミファソ」の文盲率は0%では、と思います。されど、そのドレミファソが幸せな形で体験できて来たかというと、それには大分?が灯ります。その「ドレミファソ」をしみじみ、愛おしんで心の底から味わってみよう、というのがこの講座です。皆様と、うんと楽しく歌ってみたいです!!
※使用テキストは初回時に販売予定です。
お問い合わせ先:
社会連携部
Mail:shakaijin2☆tokyo-ondai.ac.jp
※メールアドレスの☆を@に変えて送信してください。