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【新任教員紹介シリーズ Vol.13】小倉 貴久子先生(ピアノ・フォルテピアノ)

小倉 貴久子先生
(Kikuko Ogura)
[ピアノ(フォルテピアノ兼任)/講師/2021年4月着任]

 

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メッセージ


1700年頃発明されたピアノは、お国柄を背景に刻々と姿を変えながら、約200年かけて現代のピアノになりました。古典派、ロマン派の作曲家たちは、目前のフォルテピアノからインスピレーションを得て作品を生み出しました。フォルテピアノを通じて、当時の作曲家の作品を身近に感じ、当時の技法とスタイルを学びながら想像力を膨らませて、演奏に生命力を吹き込むような生き生きとした体験ができるよう、学生たちを指導していきたいと思っています。

 
 

プロフィール


東京藝術大学を経て同大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院を特別栄誉賞付き首席卒業。日本モーツァルトコンクールピアノ部門第1位。ブルージュ国際古楽コンクールアンサンブル部門及びフォルテピアノ部門で第1位と聴衆賞受賞。『クラシック倶楽部』『ららら♪クラシック』『カルチャーラジオ 芸術の魅力』等TV、ラジオへの出演も多い。これまでにCDを50点以上リリース。各新聞紙上や『レコード芸術』誌等で推薦盤や特選盤に選ばれている。著書に『ピアノの歴史』(河出書房新社)。校訂楽譜『ジュスティーニ:12のソナタ集』(カワイ出版)、『ソナチネ音楽帳』(音楽之友社)ほか。平成24年度文化庁芸術祭レコード部門 大賞、第30回ミュージック・ペンクラブ音楽賞 クラシック部門 独奏・独唱部門賞、第48回JXTG音楽賞 洋楽部門奨励賞受賞。第86〜88回日本音楽コンクールピアノ部門の審査員を務める。北とぴあシリーズコンサート『小倉貴久子と巡るクラシックの旅』及び、シリーズコンサート『小倉貴久子《フォルテピアノの世界》』を開催中。フォルテピアノ・アカデミーSACLA主宰。東京音楽大学と東京藝術大学で非常勤講師を務める。

 
 

HP
https://www.mdf-ks.com
 

趣味
中学生の時に出会ったヨガは人生の友です。体の使い方からはじまり、呼吸や考え方など大きな影響を受けてさまざまな場面で心のよりどころとなっています。ほかに生け花(草月流)1級取得。家族で夕食後に、娘のコレクションである膨大な種類のボードゲームで遊ぶのも楽しみのひとつです。
しかし、なんといっても、それぞれの時代、地域差などさまざまな個性あふれるフォルテピアノで、楽器に関連した作品を演奏する楽しみへの興味は尽きません。

 

(広報課)