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【新任教員紹介シリーズ Vol.18】宮﨑 泰二郎先生(打楽器)

宮﨑 泰二郎先生
(Taijiro Miyazaki)
[打楽器/特任教授/2022年4月着任]

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メッセージ


新型コロナの危機が終息しないうちにウクライナで戦争がはじまり、エネルギー・食糧危機や近年の極端な気候変動も重なって、この地球世界はいったいどうなっていくのだろうと心配事が絶えない今日、将来へ向け、あえて音楽を勉強することの意味を、学生諸君は自身に問うていることと思います。嘘やごまかしの通用しない音楽は世界の共通言語でもあり、それを日々の鍛錬をとおして普遍的なものに磨き上げていくことの楽しさや美しさは、人間所業のなかでも至高のものだと信じます。海外在住者なので年に数回の出合いとなりますが、若き学生諸君とともに音楽の時を過ごせることを楽しみにしています。

 
 

プロフィール


1955年福岡県生まれ。1972年大分県立芸術短期大学附属緑ヶ丘高校に入学、打楽器を高橋文隆氏に師事。1975年国立音楽大学に入学、同校にて網代景介、岡田知之、佐藤英彦の各氏に師事。1977年訪日中のベルリンフィルによるカラヤンアカデミーコンクール・イン・ジャパンにカラヤンの直接審査を受けて合格、すぐにベルリンへ来るように要請される。1978年国立音大を中退してカラヤンアカデミーに入学。オスワルド・フォーグラー(ベルリンフィル首席ティンパニスト)に師事する一方、ベルリンフィルの常任エキストラを3年半務める(ティンパニ兼打楽器奏者)。1981年スイスのバーゼル放送交響楽団(後のバーゼル交響楽団)に首席ティンパニストとして入団。その後もベルリンフィルの演奏旅行等にエキストラとして参加する。1983年スイスのライナッハ音楽学校打楽器科主任教諭に就任。1988年フライブルク音楽大学・大学院講師に就任。1995年この年より故野口力氏などの支援により日本でのレッスンを開始。日本でのレッスンは以後28年間年2回定期的に継続され、現在日本のプロ・オーケストラのティンパニ・打楽器奏者の約3分の1(50名以上)はレッスン関係者に含まれる。1997年東京音楽大学にて2年続きでティンパニ公開レッスンを開催。2000年フライブルク音楽大学よりプロ・オーケストラのティンパニ・打楽器奏者養成の功績が認められてProfessorの称号を授かる。2006年第一回リヨン国際ティンパニー・コンクールの審査員に招かれる。以後その他ヨーロッパ各地の打楽器コンクールや音楽大学の審査員、臨時試験官を長年にわたり多く務める。2020年バーゼル交響楽団を定年退職、フライブルク音楽大学は続けて奉職中。

 

 

趣味
フライフィッシング・ワイン・ティンパニマレット製作

 
好きな作曲家
バッハ・モーツアルト・ベートーヴェン・ブラームス・ブルックナー・マーラー・他多数

 
 

(広報課)