検索

よく検索される項目

2021.06.29

2021年4月に就任した丸山恵一郎理事長のあいさつ文を掲載しました

 理事長に就任する前は、弁護士として、私立学校の経営者に対する法的なアドヴァイスや法廷弁護を中心として活動し、また2009年からは本学の理事を、2010年からは本学の評議員も務めてまいりました。
 
 本学は、明治から令和まで、5つの時代を越え、110余年の長きに渡り、伝統を継承しつつ,常に新たな教育と研究の道を模索し、「音楽を通して広く社会に貢献できる人材の育成」に努めてきました。そして、一昨年、中目黒・代官山に新たなクリエイティブ・キャンパスを開校し、新たな100年に向けてスタートを切ったばかりです。優れた先人の意志を受け継ぎ、力強く、現代に建学の精神を生かしてゆきたいと思います。
 
 本学は、学長が仰っているように「音楽と真摯に向き合う学生たちのエネルギー、それに対峙しさらなる情熱を以って指導にあたる教員、そしてそれらを全面的に力強くバックアップする職員たち」によって構成されています。
 現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン授業等新たな試みの中にありますが、必ず克服できるものであると考えています。
 
 本学で学び、卒業後音楽家として活躍すること、多くの学生が国内外の著名なコンクールに入賞することは、現在も未来も変わることのない、本学の大きな教育目標です。しかしながら、それだけではなく、音楽での学びを生きる力に変え、広く社会の中で多彩に活躍できる創造性豊かな人間を育てる学校にしていきたいと考えています。
 
 本学が今日あるのも、また明日の本学を創るのも、本学の教職員の情熱にかかっています。広く教職員の意見を法人経営に取り込むとともに、教職員一人ひとりが、真摯な学生の思いに応え、学生の学びを力強く支えていただきたいと期待しております。
 
 価値観の多様化が進んだ現代では、多様性だけでなく、皆をひとつに包み込む包摂性を持ち合わせた上で、日々新たなものを作り上げていく創造性が求められています。音楽には、多様性、包摂性、創造性のどれもが秘められています。学生の皆さんが本学での学びを通じて、「音楽文化の新たな地平を拓く」創造性豊かな人材となることを祈念しています。
 

 
■ 丸山恵一郎理事長プロフィール
1963年11月生(57歳)
【学 歴】
1986年3月   立教大学法学部卒業
【職 歴】
1998年10月  東京弁護士会登録、名川・岡村法律事務所
2000年 7月  明治大学キャンパスハラスメント対策委員会委員
2007年 4月  東京音楽大学講師(2014年3月まで)
2009年 5月  学校法人東京音楽大学理事
2010年 9月  学校法人東京音楽大学評議員
2014年 4月  最高裁判所司法研修所前教官(刑事弁護)(2017年3月まで)
2021年 4月  学校法人東京音楽大学理事長