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2023.05.17

東京音楽大学大学院研究科長メッセージ

東京音楽大学大学院研究科長
野平 一郎

 

演奏・創作・研究について、さらにテーマを深めて極めていく場、音楽家としてさらに自立することを模索する場

 

皆さんが大学生活を通じて追究してきた演奏・創作・研究について、それらを総合しつつさらに個々のテーマを深め、対象を明確にして極める場、そして音楽家として社会の中でさらに自立することを模索する場、それが大学院です。
大学という限定され、閉じられた社会の中で自らが指向する音楽や研究を響かせることも重要ですが、これからは、4年間の大学生活を通じてすでに皆さんが体験されてきたさまざまな社会とのつながりを活かしながら、さらに開かれた、より多様性に富んだ視点をぜひ持ってください。
今日の多様な社会は、また変転する社会でもあります。一時も休んでいません。世界は広く、社会は開かれています。
皆さんが持っている創造力、想像力を、どのようにしたら効果的にこの世界に発信できるのかが大きな課題となっていくでしょう。
新たな感受性をもたらすには、そして社会との連携や調和をさらに求めるには、自分をどうしたらよりアピールできるのか… 課題は尽きません。
言い換えれば、皆さんが音楽家として、一人の人間として、自分の言葉でこれからの新しい道を切り開いていく場、となるのが大学院での生活です。
ぜひ東京音楽大学の素晴らしい教授陣、素晴らしい仲間たちと共に、未来を作り出す充実した大学院生活を送られることを願っています。