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2022.04.27

岡田敦子新副学長からのご挨拶を掲載しました

新副学長ご挨拶 岡田敦子

 
 

東京音楽大学は、巷に流れる「音大冬の時代」という言葉に逆らうかのように、改革に改革を重ね、私立の音楽大学だからこそ可能な多面的で手厚い教育を続け、音楽のみならず社会のさまざまな分野に有能な人材を送り出してきました。私もピアノ教員として着任した2005年以来、博士後期課程設置(2014年)、ミュージック・リベラルアーツ専攻開設(2017年)、修士課程カリキュラム改編(2021年)といずれも責任者として改革の現場にあたらせてもらいました。この4月より副学長を拝命し、目下、学部の教養教育、外国語教育の再構築に取り組んでいます。こうした改革はすべて、本学卒業生が、激しく変動する社会のなかでも自立して自分の道を切り拓いていける、真の意味での「生きる力」を育成するためのものです。
「音楽」は目に見えるかたちをもたず、言葉で語りつくすことのできないものです。だからこそ、音楽は森羅万象のすべてのものにつながっています。「音楽という価値と価値基準を身につけた人は、いかなる分野に進んでも、かけがえのない優れた人材となる」とは野島稔学長の信念です。この信念を大学全体で共有し、より高度で充実した教育へと邁進します。