2022.05.16
東京音楽大学 国際青少年オーケストラ（IYO）プレミア・コンサート
2022年5月1日 中目黒・代官山キャンパスTCMホール
5月1日、肌寒い小雨が降るなか、TCMホールの中は多言語が飛び交い熱気に包まれた。
この日に行われたのは、今年1月に誕生した東京音楽大学国際青少年オーケストラ（IYO）の春セメスター修了演奏会「プレミア・コンサート」。
首都圏のインターナショナルスクールなど13校、13の国と地域から集まった国際色豊かな25名の春セメスター受講生に加えて、付属高等学校生らもコンサートに参加し、石﨑真弥奈さん指揮のもと、50名からなるオーケストラが迫力の演奏を見せた。会場は関係者や地域住民など多くの観客で賑わい、プログラムが進むにつれ一体化されていく演奏に絶え間ない拍手が贈られた。
演奏を終えたばかりのDylan Harrisさん（アメリカ出身16歳、ホルン）。
「世界各国、日本各地から来た皆さんとIYO at TCMで演奏できたことは、僕にとってこれまでで一番の経験です。アメリカに戻る前に最高の思い出ができました。心から感謝しています」と満面の笑顔。
「出演者の皆さん、ご家族の皆さん、プレミア演奏会の演奏は実にすばらしかった。皆さんのことを誇りに思います」とIYOディレクター・リック オヴァトン教授。
IYOの開設に尽力した野本正平先生も会場に駆けつけた。
「リック先生と一緒にたくさんのインターナショナルスクールを訪問しました。新型コロナウイルスにより開講が2年間延期しましたが、このように実現できたことをうれしく思います。4カ月間という練習期間から考えても大変よくできたと思います。このプログラムがこれからもずっと続けていくことを願っています」
5月1日より、秋セメスターの募集がはじまりました。興味のある方はぜひ要項をご覧ください。募集締切：7月24日。詳細はこちら
（広報課）
東京音楽大学国際青少年オーケストラ（IYO）とは
「国籍の垣根を越えたユース・オーケストラを、東京音楽大学で！」IYO at TCMは、このような声によって今年1月に誕生した新しいオーケストラです。国籍や通っている学校を問わず、12歳から18歳の中高生が受講対象で、インターナショナルスクールや私立・公立学校など、さまざまな「コミュニティ」に属する若者が毎週日曜日に中目黒・代官山キャンパスに集い練習に励んでいます。演奏技術の向上ばかりでなく、異なる文化やバックグランドをもつ受講生の間で繰り広げられる音楽をとおした交流も活発です。
Message from Rick Overton – Director of the IYO
This extraordinary group of young musicians of the IYO@TCM represent the diversity of the modern day Greater Tokyo Metropolitan area. These musicians, who are between the age of 12 and 18, show a maturity beyond their years, creating their own community that will be with them for the rest of their lives. In this community resides 13 nationalities from 13 different international schools and private schools in the Kanto and Kyoto areas. They have been meeting on Sunday afternoons to train and perform on some of the finest classical orchestral repertoire.
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