2020.04.08
東京音楽大学の学生及び教職員の皆様
新型コロナウイルスの感染拡大について、本学学生及び教職員の皆様も大変心配されていることと思います。政府は2月13日に続き、3月10日に緊急対策を発表し、感染の防止に向けた施策を発表しました。さらに、4月7日に新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が発表されました。
東京音楽大学としても、この間の推移を注視しながら、常勤理事会を中心に、学内各部署とも連携して、この感染症の最新の情報を共有するとともに、学生及び教職員の安全確保を第一とし、授業・レッスン、行事、各種イベント、会議あるいは学生の課外活動等の自粛など、具体的な指針を示してまいりました。
今後、5月の春学期授業開始に向け、学生が安心して学び、教職員が業務を遂行できる環境を守るため、感染拡大の徹底的な阻止を図るべく、付属機関も含め以下の対策を講じているところです。
⒈卒業式・学位授与式の簡素化
⒉学事暦の変更の措置
⒊入学式中止の措置
⒋学生への連絡事項・指針の周知・徹底
⒌海外渡航、入国等の取扱いに関する指針の周知・徹底
⒍演奏会及びイベント等の延期、中止
⒎遠隔授業配信に向けた取組み
⒏教職員の安全を守るための在宅勤務、時短勤務等
⒐公衆衛生的な措置の継続実施
以上は、東京音楽大学に集う学生及び教職員の皆様の安全を最優先させるために、慎重に検討したうえで決定したものです。卒業式・学位授与式の簡素化や入学式の中止は、苦渋の判断でありましたが、キャンパス内での集団感染防止を優先させたところです。
本学においては、これからも学生及び教職員の安全を第一として新型コロナウイルス感染症への対応を進めてまいります。これらの対策の目標は、なによりも、一日も早いウイルス感染拡大の収束でありますが、そのためには、学生及び教職員の皆様自身に慎重な行動を心がけていただくとともに、感染しないため、また、周囲に感染させないために細心の注意を払っていただくという、ご協力が欠かせません。
本学は、教職員の皆様の叡智を結集させて、この人類の新たな脅威に立ち向かっていく必要があります。何卒学生及び教職員の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
東京音楽大学 理事長 鈴木 勝利
東京音楽大学 学長 野島 稔