©明石一矢
日比野愛次、西川重三、篠崎功子の各氏に師事。桐朋学園を経て、1982年ロンドンのギルドホール音楽院に学び、 名匠イフラ ・ニーマン教授に師事する。音楽院卒業後、ナタン・ミルシュタイン、ルッジエーロ・リッチ、イヴリー・ギトリス等3人の巨匠に師事し研鑽を積む。又、レオニード・コーガン、サルヴァトーレ・アッカルド、ジノ・フランチェスカッティ、シャンドール・ヴェーグのレッスンも受講した。
1983年、イタリアにてロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリン・コンクール優勝。84年、ロンドンにてカール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクール最高位を獲得し、W.H.スミス賞と聴衆賞を受賞。 85年、パリにてメニューイン国際コンクールでサロン音楽特別賞を受賞。87年には『ロイヤルオーケストラ協会シルバーメダル』 を授与され、ロンドンにて記念演奏会を行った。88年、ベルリンにてルッジェーロ・リッチ国際マスター・コンクール優勝。90年にはアメリカのパーム・ビーチ招待国際ヴァイオリン・コンクールに優勝。
ソリストとしてロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン交響楽団、ポーランド国立放送交響楽団、ジョルジュ エネスコ ブカレスト フィルハーモニー管弦楽団、リュブリアナ歌劇場管弦楽団、グルノーブル ユース管弦楽団、南イギリス交響楽団、モスクワ放送交響楽団、ロンドン・モーツァルト管弦楽団、アルトゥール ルービンシュタインフィルハーモニー管弦楽団、サンレモ交響楽団、バーリ交響楽団、グレーター・パーム・ビーチ交響楽団、フィンランド ラ テンペスタ、広島交響楽団、九州交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団等と共演。ネーメ ヤルヴィ、オッコ カム、モーシェ アツモン、ガエタノ・デローグ、ウラディーミル フェドセーエフ、ユーリー シモノフ、ノーマン デルマー、アーサー デイヴィソン、ダリル・デイヴィソン、マルチェロ ヴィオッティ、渡邉暁雄、小林研一郎、広上淳一、三ツ石精一、手塚幸紀、高関健、山下一史、西本智実、大植英次、梅田俊明、沼尻竜典、飯森範親、山田和樹、飯守泰次郎、荒谷俊治、井上道義、藤岡幸夫、新田ユリ、外山雄三他、多数の指揮者と共演。又、室内楽をマルタ・アルゲリッチ、アレクセイ・リュビモフ、ミクローシュ・ペレーニ、ポール ズーコフスキー、ジェラール プーレ、ダニエル ベンヤミニ、仲道郁代、神谷郁代、伊藤恵、清水和音、花房晴美、小曽根真、横山幸雄他と共演。ロンドン 、カーディフ、グラスゴー、マンチェスター、バーミンガム、ベルファスト、パリ、アヴィニヨン、エクサンプロヴァンス、ベルリン、ケルン、デュッセルドルフ、ミュンヘン、バーデンバーデン、マインツ、フランクフルト、コルシカ島、ミラノ、ローマ、ナポリ、フィレンツェ、ヴェネツィア、シラクーザ、ルガーノ、ローザンヌ、チューリッヒ、ヘルシンキ、ブダペスト、ブカレスト、ヤシ、プラハ、カトヴッツェ、クラクフ、ニューヨーク、ムンバイ、デリー、マドラス、コロンボ、ソウル他で演奏。また、シュレースビッヒ ホルシュタイン、サンレモ、オールドバラ、インターリンク、ラフォール ジュルネ、フィレンツェ 夏の夕べ、オウルンサロなど 国際音楽祭への参加も多く、海外での活躍も盛んに行われている。又、RAI(イタリア)、スイス イタリア語放送、ラジオ フランス、BBC、NHK等のラジオ、テレビに多数出演した。
グレーター・パーム・ビーチ交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンサート マスターを経て、93年4月 より日本フィルハーモニー交響楽団のコンサート マスターに、02年7月 よリソロ・コンサート マスターに就任。
多数のCD、DVDがオクタヴィア、サウンド&ミ ュージッククリエーション他より発売されており 、 いずれも高い評価を得ている。
世界各地での活動の他、2015年より毎年、インドネシアにてコンサートとマスタークラスを行い、ジャカルタ、ジョグジャカルタ、スラバヤ、パダン パンジャン等で演奏。又、2018年にはマレーシアのクアラルンプールでも演奏した。球磨川音楽祭、大阪みおつくし音楽祭、コロナに負けない京都文化力音楽祭、豊岡こうのとり音楽祭、宮古島青少年国際音楽祭、スコットランド DG地球救援国際音楽祭等の音楽監督。東京音楽大学教授、桐朋学園大学、武蔵野音楽大学講師、インドネシア パダンパンジャン国立芸術院客員教授として後進の指導にあたっている。 JASTA(一般社団法人日本弦楽指導者協会)顧問。
使用楽器は恩師ルッジエーロ・リッチから譲り受けた1776年製ロレンツォ・ストリオーニ。