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【東京音大生に野島稔学長よりメッセージ】新型コロナウイルスワクチン職域接種に向けて

学生の皆さまへ
 

新型コロナウイルス感染症拡大に終息の兆しがみえない中で、学生の皆さんは不安な日々を過ごしていることでしょう。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、いまや対症治療が進み、またワクチンも開発され、接種が進んでいます。いま重要なことは、多くの人がワクチンを接種して世の中の感染を抑え込むことです。
 
東京音楽大学ではパンデミックを受け、教育の継続と質の維持を追求しつつ学生・教職員をはじめキャンパスに集う人々の健康を守るため、感染予防の諸策に取り組んできました。そのひとつとして学生・教職員および学外関係者等の方々を対象にした新型コロナウイルスワクチンの職域接種の実施を来る9月2日(木)から指定医療機関において開始することといたしました。

 

職域接種はワクチン接種における地域の負担を軽減し、企業や学校などの職域で接種の加速化を図る取り組みです。また、ワクチン接種の目的は、感染者の減少、感染した場合の重症度の低減および集団免疫の獲得により日常生活を回復させるとともに、対面授業、課外活動など一日も早く本来の学校生活を取り戻すことにあります。
 
本学の接種で使用されるモデルナ社製ワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症予防や重症化予防において効果があることも分かっています。
実施期間および予約方法等の詳細につきましては、既に学生の皆さまにお知らせしておりますので、学生の皆さんでまだ接種がお済みでない方はぜひこの機会にお申し込みください。
東京音楽大学として、今回のワクチン接種は、接種を希望しない人に強制するものではありません。あくまでご本人の意思に基づき接種を受けていただくものです。また、接種しない人が何らかの不利益を受けることはありません。本学学生としての良識ある判断と行動を心から期待します。

 

接種後に副反応として、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等がみられることもありますが、このような症状の大部分は接種後数日以内に回復するとの報告があります。重い副反応が出た場合は、医療機関や自治体のコロナワクチン相談窓口に相談し、早期対応に努めてください。また、ワクチン接種後に前述の副反応症状以外の症状が出現した場合や症状が3日以上続く場合は、「学内感染防止ガイドライン」に従って医務室に連絡をしてください。

 

ワクチン接種に伴う授業・試験・実習などの取り扱いについては、UNIPAの掲示をよく読み、不明なことがあればUNIPAQ&Aを活用、また担当の教員に相談してください。授業担当の先生方と連携し、学生の皆さんの不利益にならないように対処します。

 

今回のワクチン職域接種で少しでも多くの人が一日も早く接種を受けられ、安心して学生生活を取り戻す機会になることを期待しています。また、本学では引き続き感染拡大防止対策と学修機会の確保を両立するための環境整備に努めてまいります。
パンデミックの収束までにはもうしばらく時間がかかるかもしれません。それまで学生の皆さんには多くのご困難があると思います。しかし、こんな時だからこそ、音楽のもつ力を信じて、勉学への意欲のもち続けていただきたい。東京音楽大学構成員が手を取り合い、この苦境を乗り越えましょう。一日も早くキャンパスにみなさんの笑顔があふれる日々が戻ってくることを心から願っています。

 

東京音楽大学 学長
野島 稔