大附 仁美さん
修士課程声楽専攻オペラ研究領域2年
~魅力的な授業、すばらしい環境で音楽を追究する~
メッセージ
大学院で魅力を感じる授業は、バレエや和物所作の「身体表現法」です。昨年度は新型コロナウイルス感染対策を徹底して授業を行いましたが、和物所作では一人で浴衣の着付けができるようになり、心が踊りました。またバレエは、舞台上での「魅せ方」に大きな成長をもたらしてくれたと思います。安達さおり先生のおっしゃる「肩から指先にかけて水が流れるように」を心がけるとき、心の中にも清らかな水が流れるような、精神が整う感覚を味わうことができます。
「オペラ総合実習」では、すばらしい経験をさせていただいています。学生が私一人に対し、声楽実技、指揮、演出、伴奏、助演と7人もの先生方がご教授くださるのです。修士演奏のオペラ「トスカ」に向けてまさに今、さまざまなことを吸収している最中です。
また、コンクールなどが映像審査に切り替わりはじめた昨年度は「TCMスタジオ」 に大変お世話になりました。無料でプロの技術者の方に最高のクオリティーで録音や録画をしていただける環境が整っています。日々すばらしい環境で音楽ができることに感謝し、残りの学生生活も謳歌していきたいと思っています。
プロフィール
東京音楽大学声楽専攻(声楽演奏家コース)卒業。2019年度、2020年度給費奨学生。第10回ジュゼッペ・ラチーティ国際音楽コンクール声楽部門第1位。第74回全日本学生音楽コンクール東京大会声楽部門大学の部第2位、全国大会第3位。第19回東京音楽大学コンクール声楽部門第2位。大学卒業時に卒業演奏会、第90回読売新人演奏会等に出演。