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2021.12.23

日本フィルハーモニー交響楽団「第九」の4公演に東京音楽大学合唱団が共演

日本フィルハーモニー交響楽団による「第九」の4公演に東京音楽大学合唱団が共演
12月15日 ミューザ川崎シンフォニーホール/指揮:角田鋼亮
12月21日、サントリーホール/指揮:小林研一郎
12月22日、東京芸術劇場 コンサートホール/指揮:小林研一郎
12月25日、杉並公会堂/指揮:小林研一郎

 
ベートーヴェンの「第九」といえば、クラシックファンならずとも、年末の恒例行事として訪れ、「第九」を聴かずして年を越せない方も多くいらっしゃるというのもよく聞く話だ。そんな風物詩的な名演奏会は全国各地で行われている。東京音楽大学合唱団と日本フィルハーモニー交響楽団との「第九」共演は、1979年以来40年以上の歴史を誇る。今年4公演に東京音楽大学合唱団が出演する。
12月21日のサントリーホール公演を拝聴した。指揮は、本学名誉教授小林研一郎先生、コンサートマスターは、本学の木野雅之教授。公演は、ホールいっぱいの大観衆をお迎えして定刻どおりに開演。壮厳なオルガン演奏の後すぐに合唱団がステージに入った。去年から続くコロナ下での開催のため、合唱団の人数は大幅に制限され、加えてマスクをつけての合唱なだけに、プロのソリスト、オーケストラの演奏のすばらしさに引けをとらないか…。いよいよ第四楽章。歌いはじめで、その一抹の不安は払拭された。
女声の芯のある透きとおった歌声と、男声の包み込むような力強い歌声は、オーケストラと美しく落ち着いたハーモニーを織り成し、「天使のような歌声」は、耳を打つほどの大音量でなくとも、鳥肌が立つほどの感動を味わうのに十分だった。
まだ、公演は続く。ご興味のある方は、ぜひ足をお運びください。コロナ禍に負けない音楽の力がホール内を包み込む熱気となり、エネルギーを注入してくれるに違いない。
 

(広報課)