2022.11.09
2022年10月24日に、作曲「芸術音楽コース」『第20回学長賞受賞作品選考演奏会 ~未来を担う作曲家たちの創造の競演~』が行われ、渡邉 香乃さん(作曲「芸術音楽コース」3年)の作品『明るい木』が最優秀賞を受賞しました。
11月4日に中目黒・代官山キャンパスにて、学長賞授与式が行われました。
■渡邉さんよりコメント
今年度の学長賞をいただき、とてもうれしく思います。
また、選考会で演奏をしてくださった奏者の方々、指導してくださった原田敬子先生、細川俊夫先生、並びにこの選考に携わってくださったすべての皆さまに心より感謝申し上げます。作曲の勉強をする中で、書いた曲を音にしていただく機会は大変ありがたく、ほかでは得られない経験をすることができ、勉強にもなります。
今回はフルート、クラリネット、チェロという編成で『明るい木』という作品を書きました。作曲する中で、音楽を譜面に書き起こすことの難しさと、どのようにすれば音楽が伝わるのか、自分の思っている音響になるのか、とても悩みました。
演奏してくださる方々と一緒に曲を作り上げていく中で、音になることで新たに自分自身が気づけたことや、演奏家の方々から教えていただくこともたくさんあり、本当に感謝しています。
これからも、音楽に対しての知見を広げ、精進して参りたいと存じます。
■学長賞
譜面による予選審査を通過した作品の中からノミネートされた作品が本選会で演奏され、最優秀作品には「東京音楽大学学長賞」(賞金10万円)が授与されます。
今年度は入選した5作品が『学長賞受賞作品選考演奏会』で演奏されました。
2022年度の審査員を務めたのは、糀場富美子教授、西村朗教授、野平一郎教授、藤原豊教授、中橋愛生准教授、原田敬子准教授でした。