2024.09.25
リニューアルオープン記念セレモニーが行われました
改修工事を終えた付属図書館のリニューアルオープンを祝し、2024年9月9日(月)、付属図書館にてリニューアル記念セレモニーが行われました。
セレモニーにはリニューアルの実現に向けてご協力いただいた企業様、寄付をいただいた後援会の皆さまをはじめ、教員や卒業生、在学生が集まり、朗らかな雰囲気のもと式が執り行われました。
まずは豊永聡美図書館長、続いて野平一郎学長よりごあいさつがありました。
■ 豊永聡美付属図書館長
図書館がこの地に開館いたしましたのは、昭和48年(1973)です。それから50年の長い間、小規模の図書館ながらも学生を始めとする多くの利用者に役立ってきましたが、やはり長い年月が経つなかで、耐震構造の問題をはじめ、書架の手狭さや利用上の不便さなどさまざまな問題が生じてまいりました。そうしたなかで数年越しの計画期間を経て、リニューアルを果たすことができました。
お陰さまで新しくなった図書館は、B館からの直接の出入りが可能になり、スタディーフロアや開架図書も充実し、学生にとって大変に利用しやすいものになりました。リニューアルにあたっては、計画同人・戸田建設・日本ファイリング・内田洋行など工事関係者の皆さまをはじめ、多くの方々のご尽力をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。また、後援会からはご寄付を賜り、新しくブックポストとブックトラックを購入させていただきました。
さて、本学図書館の魅力は何と言っても音楽関係の書籍、楽譜や視聴覚資料が多数所蔵されていること、また近年力を入れておりますコレクションの整備などがあげられます。特に、伊福部昭氏のコレクションやニッポニカアーカイブなど、学内のみならず、学外の利用者にも対応し、広く社会に貢献してまいりました。
今後も本学の学生・教職員のみならず、近隣住民の皆さまや研究者の皆さま方にも気軽に、そしてご満足にご利用いただけるように、図書館員一同努力してまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
本日はありがとうございました。
■ 野平一郎学長
図書館というのは大学の鏡だと思います。図書館を見れば、その大学がどういう大学であるのか、というのを理解することができると言っても過言ではないと思います。東京音楽大学の図書館は、他の私立の音楽大学と比較してみても、質・量ともに非常に充実した蔵書を誇っています。これはたいへん嬉しいことです。
実はこれは人づてに聞いた話ですが、初代の館長さんができるだけ珍しい資料を集めるために、神田の古書店街に行っていろいろ契約してきた、というような話も聞いております。このようなすばらしい資料や蔵書がここに集められましたのも、これまでの図書館の歴代の方々のご努力によるものと思いまして、ここに敬意を表したいと思います。
図書館長からありました通り、このリニューアルを機に、やはり学内の学生や教職員、研究者、そういった人々が利用するだけではなく、これからの蔵書の充実にそって、学外の学生、そして研究者の方々を多く受け入れ、ここが音楽の研究の中心のひとつとして発展していくことを願っています。
続いてテープカットが行われました。
豊永付属図書館長、野平学長に加え、丸山恵一郎理事長、学生を代表して図書館利用回数No.1の新原有紀子さん(修士1年)、リニューアルに向けてご尽力いただいた戸田建設株式会社東京支店 支店長の菅原千秋様らが、華々しくリニューアルオープンを祝いました。
最後に図書館スタッフによる見学ツアーが催されました。
ツアー参加者にはかつての卒業生も含まれ、思い出の図書館を懐かしみつつも、新しくなった図書館に感嘆の声が上がっていました。