2019年11月10日
フィリアホール 横浜市青葉区民文化センター
フィリアホール主催の「マエストロの白熱教室」が開催された。2013年からスタートし、今年で7回を数えるという。
この「白熱教室」は2012年にNHKで放映され大きな話題をよんだが、本学では、何も“特別な”授業ではなく、“普通に”行われている「指揮合同レッスン」なのだ。
学生有志がオーケストラを編成し、指揮教員をはじめ、「プロオケ」の奏者など日本を代表するプレイヤーが(時にはオケに入りつつ)特別アドヴァイザーとして受講生を多角的に指導する。
広上淳一本学教授は、指揮のテクニックに留まらず、学生の音楽に対する姿勢・人生観にまで切り込んでいく。
まさに切れば血が出る真剣勝負。「道場」と呼ばれる所以ゆえんだ。それがホールで見られるのだから、毎年満席の盛況で、チケットが取れない人気プログラムのひとつ。
「今年はバラエティ形式」とマエストロ広上が言われるように、本学在学生6名・聴講生3名・卒業生1名の計10名が次々と指揮台に上がり、レッスンが行われた。
あっという間に3時間が過ぎ、もっと聞きたいと思ったのは私だけではあるまい。
さて終演後は、もうひとつのお楽しみ。例年どおり来場者と出演者との交流レセプションがロビーで行われた。
▲モーツァルトを背に、来場者と歓談するマエストロ
来場者の声
「数年ぶりに来ました。正面から見た受講生の指揮姿がスクリーンに投影されたり、内容が親しみやすくなっていて、前よりも楽しめました」
「アマチュア合唱団のメンバーで指揮者のアシスタントを務めています。ずっと見たかったのですが、今年はじめてチケットが手に入りました。たいへん勉強になりました」
オーケストラの学生の声
「『大学でのレッスンより、ホールでお客さまを前にした方が格段にいい』と受講生を先生が評していましたが、私たちも同じです。やはりステージ上ではテンションは上がります。合同レッスンに参加することで、譜読みの力が付きますし、いろいろな曲が体験できます。また特別アドヴァイザーの先生方と一緒に演奏するのも、いい勉強になります」
(広報課)
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