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東京音楽大学とクラーク記念国際高校との連携授業「ヴォイストレーニング」の初年度最終講義


東京音楽大学とクラーク記念国際高校との連携授業
「ヴォイストレーニング」の初年度最終講義

 

2020年1月16日 池袋キャンパス

 
 

 高大連携を推し進めるために、本学は2019年度より、学校法人創志学園クラーク記念国際高等学校東京キャンパス「パフォーマンスコース」2年生を科目等履修生として受け入れる連携授業を開始しました。授業は、池袋キャンパスで行われる声楽専攻1年次の「ヴォイストレーニング」で、講義、グループ形式によるトレーニングを織り交ぜながら、呼吸法・音程のコントロール・共鳴のコントロールなど声楽技術の基礎を学びます。

 

 一方、クラーク記念国際高等学校では「パフォーマンスコース」2年次の必修授業と位置づけ、通年履修で2単位の取得を認定しています。

 

2020年1月16日、初年度の最終講義が行われました。この日の担当教員の小森輝彦教授は、1年間学んできたことを振り返りながら、発声のために大事となる「体調管理」や「健康法」から「芸術とはなにか」まで、幅広いテーマで講義を行いました。音程の実技訓練では、アドヴァイスひとつで音程が大きく変化していくことを実際聴きとる体験をしました。「どこが変わった?」との先生の投げかけに対して、高校生の挙手が相次ぎ、始終明るく活発な発言が飛び交う授業となりました。

 

 受講した高校生からは、「大学生と一緒に学べたことで、声楽だけでなく将来のためになることをたくさん学ぶことができました」、「大学生には自分にはない考え方や発想があると感じました」。大学生からは、「高校生の皆さんは元気で明るく、自分が歌う時にもそんな明るさを出したいと思います」、「自分を解放できる高校生が多く、体から出るエネルギーがすごかった」。双方にとってよい刺激となったことが伺えます。

 

 最終日の授業は、水野貴子教授と小森輝彦教授の言葉で締めくくられました。

 

 「芸術とは一生突き詰めていくもので、ここの授業で学んだものが少し沈殿して、何かの役に立っていたら幸せです。興味ある方はまた来てください」(水野教授)

 

 「いいものが自分の中にあると信じて、ここで学んだことをそのままわかったと済ませないで、自分を客体化して反芻していってほしいと思います」(小森教授)

 


(水野先生と小森先生)

 

(実技訓練)

 
 

(広報課)

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