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【コンクール受賞者インタビューシリーズ】第16回 藤平実来さんを掲載しました

藤平 実来さん

(ピアノ演奏家コース4年 東京音楽大学付属高等学校卒業)

第90回日本音楽コンクール ピアノ部門入選

 

~作曲家が楽譜に残した音の意味や思いを表現できるような音楽家を目指していきたい~

 

― 入選おめでとうございます。どのようなコンクールでしたか?

 

ありがとうございます。3回に渡る予選では、合わせて1時間以上のソロ曲のプログラムを演奏し、本選ではピアノ協奏曲を用意しなければならないので、体力的にも精神的にも負荷がかかり、演奏家としての器が試されるコンクールだったと思います。

 
― コンクールに挑もうと思ったきっかけはなんですか?

 

オーケストラと一緒にコンチェルトを演奏することが小さい頃からの夢だったので、すばらしい大ホールでプロのオーケストラと共演できるチャンスを掴みたくて挑戦しました。

 
― 本番を迎えるまでにしたことはなんですか?

 

師事している先生から、「最後は体力勝負だ」と言われました。睡眠不足や栄養不足は演奏のパフォーマンスに直結するので、体調管理にとても留意しました。
本番の時期では、寝る前に楽譜だけを見てイメージトレーニングする時間を作りました。人間は寝ている時に記憶が脳に定着するそうなので、ただ指を動かし続けるよりもどう演奏するかを頭の中で整理することを心がけました。

 
― 結果を振り返って、どうでしたか?

 

入選という悔いの残る結果でしたが、まだまだ修行が足りないなと受け止めました。はじめてのオーケストラとの共演で、本当に貴重な経験を積ませていただいきました。いろいろと課題が見つかったので、また地道に努力していこうと思います。
 
― 新しくできた目標や気づきを教えてください。

 

今回のコンクールで、今まで感覚的にしか楽曲を捉えてこなかったことを痛感しました。作曲家が楽譜に残した音の意味や思いを表現できるような音楽家を目指していきたいです。
 
― 応援してくれた人たちにひと言お願いします。

 

小学生の頃からいつもさまざまな面でご指南いただいている岡田敦子先生と、日々熱くご指導いただいている長川晶子先生には、感謝してもし切れません。いつか恩返しできるようこれからも努力していく所存です。
また、「指揮合同レッスン」で急遽曲名を変更していただき、学生有志のオーケストラと練習させていただきました。本番の2週間前に実際にオケと練習できたことは大変勉強になりました。
学内のTCMホールや100周年記念ホールでも長い時間にわたり、レッスンや練習をさせていただきました。広い空間でフルコンのピアノを弾くと身体や耳の使い方など細かいところまで発見があり、狭い練習室で練習する以上の学びがありました。
東京音楽大学の先生方や職員の皆さまの温かさをあらためて感じました。本当にたくさんのご支援をいただき、心から感謝しております。

 
― ほかにも言いたいことがあればお願いします。

 

東京音楽大学には国内外の一流の演奏家や教授の公開レッスンが聴講できる「作品解釈」や、ソロだけでなく専攻外の方々と室内楽を学べる授業やカリキュラムがたくさんあります。
付属高校時代から、優秀な同級生や先輩方のいる環境で日々学ぶことで刺激をもらい、今の自分につながっていることを確信しています。
ご支援いただいたすべての方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

▲ 2021年度東京音楽大学ピアノ演奏会 ~ピアノ演奏家コース成績優秀者による~にて
 
(広報課)