【在学生メッセージ】宮里倫史さん（2021年修士課程器楽専攻鍵盤楽器研究領域ピアノ修了）

♪メッセージ♪
自分が具体的にどのように音楽と関わっていきたいか、そのための自分の音楽能力がどれほどのものでどういう問題を抱えているのか、音楽を専門に学ぶほどに、時間を要する問いはつきません。大学院修士課程は、それらと向き合うための良質な環境と解決の糸口になり得るたくさんの機会が用意されています。
たとえば「器楽特殊研究」の授業は第一線で活躍なさっている先生方により、作曲家や奏法など一定のテーマに沿った高度な指導が受けられ、先生方の音楽への向き合い方、思考を直接知ることができます。また、個人レッスンや論文作成の指導では、表面的ではない、学生である自分が必ず納得できるご指摘や方法を提示してくださり、その先生方の存在こそ自分の励みになるほどでした。そして、学内でのオーディションや東京音楽大学コンクールなどの直接的な目標や、学生ですべて企画するコンサート、修士演奏など演奏する機会もあり、モチベーションをより高く保つことができると思います。
密度の濃い大学院での2年間、本当にあっという間に過ぎ去ってしまいます。大学院担当の方々も必ず力になってくださるので、いろいろな方の力を借りて、それぞれの理想へより近づける2年間になるようにがんばってください。

♪プロフィール♪
2021年修士課程器楽専攻鍵盤楽器研究領域ピアノ修了。2020年度第19回東京音楽大学コンクールピアノ部門第1位。