2021.02.01
本学に入学した理由、取り組んでいること、レッスンや授業のこと、キャンパスライフ、将来の目標など…。ミュージック・リベラルアーツ専攻生の声をお届けします。
※学年、内容はすべて取材当時のものです。
最初は器楽専攻のピアノを受ける予定でしたが、MLA専攻が開設された年だったこともあり、MLAの先生方から実技の先生経由でお勧めしていただきました。ピアノ実技の水準は器楽専攻と同等でありながら、幅広くさまざまな教養科目を学べる点が、自分の視野を広げるチャンスだと考えました。
私は普通科高校からの進学だったので、音楽にあふれた環境が刺激的でした。MLAには勉強熱心でまじめな人が多く、刺激を受けやすい環境です。課題が大変な時も励ましあえます。
好きな授業は、MLAの科目では「音楽心理学」です。演奏とはまた違った角度で音楽を見ることができ、おもしろかったです。
音楽系の科目では、「伴奏実技演習」と「伴奏法」。普段はソロの勉強ばかりになりがちですが、プロの方がソリストになってくださって、室内楽や声楽のさまざまな曲を知ったり、アンサンブルを演奏する時に気をつけることを学ぶことができて視野が広がりました。
「和声」の授業も好きです。音大に進学してから理論的なことを勉強するようになって、曲の理解への助けになっています。
また、私の門下では、3年生は先生の伴奏でピアノコンチェルトを弾き、夏期合宿もあります。みんなで半年ほどかけて大曲に挑戦したことが特に思い出に残っています。
高校以前はピアノ教室のレッスンに通うだけでしたが、大学では実技レッスンだけでなく、授業などをとおして音楽を学ぶ違う分野の友人と交流をもてたことで、多角的な面から自分を高めることができたのではないかと思います。
大学4年間をとおして、自分が演奏する曲だけではなく、友人が弾く曲など、たくさんの音楽を知り、音楽の楽しさや奥深さをより感じることができました。伴奏やアンサンブルでは、他の楽器の人と息を合わせる楽しさや難しさを感じることができました。試験やオーディションなど本番経験を多く積むことができたおかげで、緊張との向き合い方も高校以前より上手になったと思います。
卒業後は金融業界に就職が決まりましたが、就職してもピアノは続け、多くの曲を学び、深めていきたいと思っています。
試験に緊張はつきものですが、今までの自分の練習を信じてがんばってください。私は4年生なので一緒に勉強することはできませんが、MLA1期生として陰ながら応援しています。
東京音楽大学受験をかねてより目指していたところ、高3の時に大学のホームページとミュージック・リベラルアーツ専攻(以下MLA)のパンフレットを見てこの専攻のことを知りました。
実技の面では、今師事しているピアノの先生に教えていただきたいと思っていたこと、また語学面では、大好きな英語をさらに深く学ぶことができるという、私にとってぴったりの専攻だと思いました。
好きな授業は、ピアノの実技レッスンと室内楽レッスン、そして語学の授業全般です。また、英語学習からほかの言語への興味もわき、MLAの英語科目のほか、ドイツ語・フランス語・スペイン語も履修しています。
特に役に立っている授業は、MLAリベラルアーツ科目の「イントロダクション トゥ ミュージックヒストリー」、「ミュージック スタディーズ」や「ディベートとディスカッション」、「アカデミック プレゼンテーション」です。発表機会が多く、準備するのが大変でしたが、必要なパソコンスキルが身につき、プレゼンテーション力も向上しました。
初見と伴奏の授業は、ほかの楽器とのアンサンブルを体験できるのがおもしろく、仲間の演奏からもたくさんのことを学べました。
MLAは、いろんなバックグラウンドをもつ学生が集まっていて、大変刺激的です。一学年少人数のためアットホームでみな仲がよく、楽器もさまざまで、いろいろな組み合わせで室内楽を楽しむことができます。
大好きなピアノ・音楽と語学の両方を高めることができる上、器楽専攻の学生と同じように演奏機会にも恵まれて、入学して本当によかったと思っています。
私は寮生で、ほかの専攻の友人ともたくさん交流ができて、4年間をとおしていろんなメンバーとアンサンブルを経験することができたのもとてもいい経験になりました。
大学生活で特に印象に残っているのは、3年生の時に大学の留学制度を利用してハノーファー音楽・演劇・メディア大学へ短期留学したことです。小3からの夢だった留学を実現させることができ、現地でのレッスンや学生の演奏からたくさんのことを得ることができました。はじめてひとりで海外に行くことに緊張しましたが、MLAで培った英語力を最大限に発揮して、充実したコミュニケーションを取ることができました。
1年生の時は必修科目も多く、課題に追われながらピアノを練習するということがはじめは大変でした。しかし、そのおかげで計画的に優先順位をつけて時間のやりくりができるようになりました。すべてに全力投球をしたい!そして愉しく学びたい!と思うようになってから、心にゆとりをもって学生生活を送ることができるようになりました。
将来は留学を目指しています。その後の具体的なことはまだ考え中ですが、音楽と語学の両方を生かして、日本と世界の架け橋になれるような仕事がしたいと思っています。演奏のレパートリーをさらに増やして、演奏活動や指導者にもなれるようにがんばりたいです。そして英語だけではなく、ほかの言語もさらに学びを深めたいです。
高校時代は、「大学入学後にどんな自分になりたいか」ということをイメージして、それを目指して日々練習に励んでいました。「MLAで学んでグローバルな人材になりたい!」…大きな夢ですが、日々を積み重ねて近づいていきたいと思います。私は1期生で、未知の世界に飛び込む感覚で入学しましたが、希望にぴったりの学び場でした。
新しいことへのチャレンジを恐れない!たくさんのすばらしい先生や仲間との出会いが実りある大学生活へと導いてくれると思います。