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【コンクール受賞者インタビューシリーズ】第46回 五十嵐 智輝さん

五十嵐 智輝さん 

作曲指揮専攻 作曲「芸術音楽コース」4年
 
令和8年度「奏楽堂日本歌曲コンクール」作曲部門で第3位を受賞


 
 令和8年度「奏楽堂日本歌曲コンクール」作曲部門で、五十嵐 智輝さん(作曲指揮専攻 作曲「芸術音楽コース」4年)が第3位および畑中良輔賞を受賞されました。
 
 

受賞コメント(五十嵐 智輝さん)

この度は令和8年度奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門にて、拙作『真冬のかたみに・・・・-メゾ・ソプラノとクラシック・ギターのための-』が第3位と畑中良輔賞を賜ったこと、大変光栄に思います。
 
本作は、元々学部3年時の年度末提出作品として作曲しました。
歌曲を書くうえで最も悩ましい要素がテキストの存在です。言葉一つひとつが持つ意味性はどう旋律に乗せても無視できないものですし、それは単純に器楽作品を書く以上に気を遣わなければなりません。原始的な音楽的表現である“歌”が古くから持つある種の普遍的性格から逃れられない以上、どのように音楽を面白く構築するかということに対して絶えずもどかしさを抱いていました。
何度も詩を読み、何通りもの旋律を試し、言葉本来のイントネーションや質感を壊さず表現するために試行錯誤の日々を送り、気がつけば提出日の前日まで格闘をするなど非常に苦しんだ記憶があります。

それでも今回のコンクールの本選出場が決まり実際に音になると、それまでの不安や悩みなどが拭われるような清々しい心持ちで毎回のリハーサルに、そして初演に臨むことが出来ました。
 
まだまだ課題は尽きませんが、自身の「悩む」過程を肯定していただけたことは、日頃悩みの尽きない私にとって勇気をいただけるとともに前向きにさせていただけたと思います。今後も思う存分悩み苦しみ、時に楽しみつつ創作に励みたい所存です。

初演いただきました佐藤寛子さん、土橋庸人さんをはじめ、本作品の初演までに関わって下さったすべての皆様に感謝申し上げます。

(坂田直樹先生、久保哲朗先生に師事)

 
 

(総務広報課)

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