2022.12.26
■ 多文化音楽研究領域 加藤富美子客員教授より
本レクチャーコンサートは、科学研究費研究「ヘリテージ・エデュケーション教員養成プログラムの日本・ブータン共同開発」の一環として行われたものです。
王立ブータン大学パロ教育カレッジの3名の教員、通訳1名の方々が「ブータンの伝統音楽」についてのレクチャーを演奏をまじえながら行い、本学からは、伝統文化を未来に受け継ぐ音楽として、多文化音楽研究領域の教員・学生らによる演奏が行われました。プログラム最後のトンサ地方の踊り「マジャ、マジャ」では参会者全員が楽しく踊りながらブータンのリズムを体験するなど、本学で初めてのブータン音楽の紹介に、日本、中国、キルギスなど多国籍の人々が集い、文化交流をしあっている姿が印象的でした。
■ プログラム
〈 1.日本とブータンの音楽-演奏による交流 〉
日本
1.山越 古典本曲
尺八:渕上ラファエル広志(付属民族音楽研究所)
2.五段砧 光崎検校 曲
高音:滝田美智子(客員教授)
低音:木ノ瀬佳子(多文化音楽研究領域助手)
3.二十絃箏とオーケストラのための交響的エグログ-ピアノリダクション 伊福部昭 曲
二十五絃箏:有馬美梨(修士2年 多文化音楽研究領域)
ピアノ:星野響(学部2年 ピアノ演奏家コース)
ブータン
1.One Zhungdra (ジュンドラによる歌とダムニエン演奏)
2.Boedra Songs (ベードラによる歌)
3.Japanese Song. Sakura (日本の歌「さくらさくら」)
4.Research Song Maja, Maja (トンサ地方の踊り「マジャ、マジャ」)
〈 2.日本とブータンの伝統音楽教育研究・音楽研究ーレクチャーによる交流 〉
1.ブータンの伝統音楽教育
2.ブータンの日本の音楽研究交流
大学院修士課程 多文化音楽研究領域の教員と学生らによる邦楽器演奏の後、ブータン伝統音楽の演奏やレクチャーを行っていただきました。
王立ブータン大学パロ教育カレッジからいらしたツェワン・タシ先生、ドルジ・レトー先生、ツェリン・ドルジ先生と通訳のペマ・ウォンチュク氏。