検索

よく検索される項目

【在学生インタビューシリーズ】第23回 宮内琴乃さん(ミュージック・リベラルアーツ専攻4年)を掲載しました

宮内 琴乃さん
 

ミュージック・リベラルアーツ専攻4年
静岡県立浜松西高等学校卒業/日本航空株式会社 客室乗務職に内定

在学生インタビューシリーズ第23回に登場するのは、この春から日本航空客室乗務職として羽ばたく宮内琴乃さん(ミュージック・リベラルアーツ専攻4年(以下MLA専攻)。将来は、音楽で培った集中力を活かして人一倍努力し、誰からも頼れる客室乗務員を目指していきたいという。

 
 

― 日本航空客室乗務員にご内定おめでとうございます。はずはじめに、就職活動をはじめた時期やきっかけを教えていただけますか?

 

ありがとうございます。はじめは、音楽の道か一般就職の道かで迷っていましたが、在学中に始めたホテルの配膳アルバイトをきっかけに、接客のお仕事、中でも客室乗務員に興味を持ちはじめました。就職活動は大学3年の2月からで、自己分析や面接の練習を積み重ねていき、4年の夏頃に日本航空から内定をいただくことができました。将来は音楽で培った集中力を活かして人一倍努力し、誰からも頼られる客室乗務員を目指していきたいです。

 

― 楽しみですね!では、学生生活についてお聞きします。東京音楽大学に進学した理由はなんですか?

 

MLA専攻に惹かれたからです。もともと一般大学や教育学部の音楽科への進学を考えていたのですが、もっと音楽を本格的に学びたいという気持ちが膨らんでいき、その時に参加した東京音大のオープンキャンパスでMLA専攻のことを知り、「ここしかない」と感じました。MLA専攻なら、もともと興味のあった英語と音楽の両方をしっかりと学べて、将来の選択肢がひらけているということに非常に魅力を感じ、進学を決めました。

 

― MLA専攻の授業で特に好きな授業はなんですか?

 

たくさんあって選び辛いのですが…。
リベラルアーツ科目の「Music and Management」、「Introduction to Economics」は、社会的・経済的な視点から音楽のあり方を学ぶ内容で、音大にいながらビジネスや経済を英語で学べる、今までになかった新鮮な授業です。
「身体表現と音楽」(器楽専攻も受講可)は、演奏する時に大切な体の使い方をワークや演奏体験を通して学ぶ授業で、先生が少しアドヴァイスするだけで一人ひとりの演奏が魔法のように変わっていくのがおもしろく、受講していてとても楽しかったです!

 

― 大学4年間で特にがんばったことはなんですか?

 

室内楽やピアノデュオなど、アンサンブル活動に特に力を入れました。大学入学後、ソロ演奏だけでなく、相手と呼吸を合わせて演奏することの難しさと楽しさを知るようになって、音楽をもっと好きになりました。
また、3年次にMLA専攻を中心に、「ウクライナ支援チャリティーコンサート」を学生主体で企画・開催したことも印象に残っています。約80人もの学生がみんなで協力してひとつのコンサートを作り上げることはとても大変でしたが、振り返るととてもいい経験となりました。

 

― 「ウクライナ支援チャリティコンサート」はメディアの方もたくさん取材に来ていただけて、学生の情熱があふれるコンサートでしたね!4年間で苦労したことは?

 
コロナ禍中の入学でしたので、入学後半年間は上京することもできず、実家からzoomで授業を受けたり、弾いている様子を動画に撮って先生に送る形でレッスンを受けたりしていました。やはり、オンライン生活中に、モチベーションを保つことには苦労しました。その時は、授業の課題を画面越しにしか会えない友だちと助け合ったり、レッスンでは録音を繰り返すことで自分の演奏を客観的に聴く力が身についたりと、今から思えば、逆境の中でも学ぶことも多い期間だったと感じます。
 

― 乗り越えることでさらに強くなりましたね!先生方からたくさんアドヴァイスをいただいていたと思いますが、特に心に刺さった言葉はありますか?

 

「練習では完璧を求めて、でも本番ではミスを気にしないで」という言葉です。レッスンでミスばかりしてしまっていた時に先生がかけてくださった言葉で、本番でミスをびくびく怖がるくらいなら練習ではストイックに完璧を目指そう!と思うようになりました。この言葉は、ピアノだけでなくどんなことにも言えることで、その後の就職活動や教育実習などでも、「悲観的に準備し、楽観的に本番に挑む」ことを心がけていました。
 

― レッスンでの先生の教えが、その後の就職活動などにもしっかりと活きていたのですね!4年間を過ごして、東京音大はどんな学校だと感じますか?

 

恵まれた環境で音楽にどっぷり浸かれること、その一方で、将来の可能性がさまざまに開かれているところが魅力な大学だと思います。大学4年間、私はたくさんのすばらしい先生方や友人たちに恵まれたおかげで辛かったコロナ禍も乗り越え、大好きな音楽に夢中になることができました。そして、在学中に音楽以外の道で自分のやりたい仕事を見つけ、夢を叶えることもできました。周りの同級生たちの進路はさまざまで、とても個性豊かで、魅力的な人たちが集まっています。

 
― 音楽を本格的に学びながら、将来の選択肢も広げたいという入学前に抱いていた夢が叶いましたね!最後に後輩たちに応援メッセージをお願いできますか?
 

大学生活では、恵まれた環境で音楽を思う存分に楽しんで学んでほしいです。好きなことに本気で取り組んだ経験は、いずれ自分の大きな糧になります。そして、少しでも興味があることは音楽に限らずなんでもチャレンジしてみてください。可能性は無限大に広がっていることを忘れないで、ぜひ充実した4年間を過ごしてください!
 

 

(広報課)