2020.07.23
それぞれの個性を伸ばしてくれる、自由に音楽ができる場なのです。
高校3年生の担任の先生にミュージック・リベラルアーツ専攻(以降ML A)を紹介してもらったのがきっかけで進学しました。私はアメリカに住んでいたので、英語を話す環境があったこと、同時にピアノに打ち込みたいので、英語と音楽を勉強することができるMLAは私に最適でした。 東京音楽大学のいいところは、先生方のサポートが手厚いこと。一人ひとりに対し、先生方は真摯に向き合って、それぞれに合ったサポートをしてくれます。大学内外のコンクールやオーディションも、よい励みになります。1年の時に出場した東京音楽大学コンクールで1位をいただきましたが、これをとおして得た演奏の機会や人との出会いは、人生のかけがえのないものとなりました。また世界各地から著名な音楽家の来校が頻繁にあり、講義やレッスンが多いというのもすごいところです。日本にいながら世界の第一線の音楽家から指導を受けることができます。MLAは少人数なので、皆仲がよく、向上心をもっているので、互いにいい刺激となります。音楽という枠にとどまらず、視野が広がりますし、個性ある仲間との出会いもおもしろいです。TCMスタジオで何度かコンクールのデモ用録音をしましたが、信じられないほど質のいい音源ができます。ここまで質の高い音源やビデオを無料で作れるというのは、そうそうないことと思います。音大に入って、各自それぞれのやり方があっていいと思うし、人に合わせる必要なんてありません。そういう意味で東京音楽大学はそれぞれの個性を伸ばしてくれる、自由に音楽ができる場なのです。自分のやりたいことが何なのか常に模索し、全力で向かっていってほしいです。
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