2020.07.23
有意義なキャンパスライフを送れることは間違いありません。
大学では実技のレッスンが最も重要です。レッスンを自分なりに消化し、さらに音楽的に深めていくことは容易ではありませんが、先生との対話は楽しく、気付かされることも多く、1回1回の貴重なレッスンを大切にしながら多くのことを吸収しています。また、海外から招聘された著名な演奏家、指導者からのレッスンを受けたり聴講する機会が多いのは大変に有益です。 一方、練習は孤独な作業で悩みと葛藤の連続ですが、その合間に大学の食堂などで友だちと話をする時が一番好きです。室内楽と伴奏、時としてオーケストラと、他専攻の人と演奏できる場が豊富にあります。他専攻の友との交流は何よりも楽しいし、音楽的にも刺激を受けます。今はコンクールに挑戦し、マスタークラスに参加して、演奏する機会を増やしていきたいと思っています。
また音楽を通じてさまざまな国、分野の人と関わる仕事をしたいです。 最近、演奏はその人の考えとパーソナリティを反映するものだと強く感じるので、音楽だけでなくさまざまな分野の世界を理解できるよう努めていきたいと考えています。
往々にして自分と他者を比べてしまうことがあります。それが苦しい時もあれば、活力になる場合もあります。皆さんも自分自身を信頼し、目標を見失わず、くじけずに強い芯をもち続けてほしいです。学生時代は人生のほんの一瞬ですが、音楽をとおして、東京音楽大学で有意義なキャンパスライフを送れることは間違いありません。
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