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【新卒業生から新1年生へ ~熱いぜ、ザ・東京音大生~】第10回 増山穂香さんを掲載しました

増山穂香さん(打楽器)

新卒業生から新1年生諸君へ

~熱いぜ、ザ・東京音大生~

 

9月になりました。まだ残暑が続いていますが、朝晩は大分過ごしやすくなってまいりました。空高く爽やかな季節はもうすぐそこです。さてここで突然宣伝なのですが、9月19日(土)に、広報課主催の初のライブ型WEBオープンキャンパスを開催します。内容は、今一番熱い~吹奏楽アカデミー専攻によるスペシャル企画をお届けします。詳細はホームページオープンキャンパス特設ページをご覧ください。
⇒ 【オープンキャンパス特設ページ】
 

さてこちらも熱いぜ、今回ご紹介するのは、元気いっぱいの打楽器から増山穂香さんです。では、はじめましょう。

 

第10回 増山穂香さん(打楽器)

【卒業後の進路】

アメリカ留学

【出身高校】

都立立川高等学校

 

― 大学で特に思い出に残っていることを教えてください。

 

大学4年生の一年間はそれまでの集大成というにふさわしい、本当に濃い時間でした。とにかく本番の数が多く、一つひとつに取り組むことで精いっぱいでしたが、たくさんの経験をさせていただいたことに感謝の思いでいっぱいです。
「Aブラス」や「Sオケ」の本番を、東京芸術劇場コンサートホールやミューザ川崎シンフォニーホールなど大きなホールでやらせていただけたこともとても印象に残っていますし、豊島区と音大の連携で行われる「ランチタイムコンサート」や「回遊音楽キャラバン」などで打楽器アンサンブルの演奏をさせていただいたことも鮮明に覚えています。どの本番を迎えるに当たっても、リハーサルの中で、先生にご指導いただいたり、仲間からアドヴァイスをもらったりしながら、よりよい音楽を届けるために試行錯誤する時間がとても楽しく、かけがえのない時間だったと感じています。
 


 

― 増山さんはいつも楽しそうに演奏する姿が印象的でした。逆に苦労したことは?

 

1年生の時のオーケストラスタディの授業では苦労しました。週一回の授業なのですが、 オーケストラの楽曲の中の有名なフレーズ(たとえばボレロのスネアドラム)をひとりずつ演奏したり、パートに分かれて合奏形式で演奏したりというのが主な授業内容で、とにかく膨大な勉強量でした。
知らない曲は一から調べ、聴いて覚えなければならなかったし、もちろん練習もしなければならないので、時間の使い方に日々悩まされていました。苦労した分、一年間をとおして本当にたくさんの楽曲に触れることができ、大変勉強になりました。2年生以降のオーケストラの授業でも非常に役に立ちました。

 

― 寝る間も惜しんで練習に打ち込む学生も多いですよね。演奏以外でがんばった授業は? 

 

ブライアン・コリンズ先生の英語の授業がとても楽しく、勉強になりました。コリンズ先生のお人柄も本当に素敵。授業ではペアやチームで会話をする時間が必ず設けられていて、日常会話を勉強したかった私にとってぴったりな授業でした。
あと、藤田茂先生の「管弦楽曲史」の授業も非常に興味深かったです。授業の中に出てくる先生の知識の量と深さにとにかく圧倒されていましたね。先生のお話がとてもおもしろいので、作曲者や楽曲をより身近に感じられるように。打楽器専攻の私にとっては欠かせないオーケストラの楽曲の歴史を深く勉強することができて、受講してよかったと思います。

 

― 東京音大ジャーナル47号でも語学学習に意欲的に取り組む増山さんを紹介させていただきました。ところで、神谷百子先生に4年間師事していましたね。どんな先生ですか?

 

はい、神谷先生からのさまざまなお言葉が学生生活においてターニングポイントとなりました。「ミュージカルをやりたいならアメリカに行っちゃえばいいじゃない!」という先生からの一言がアメリカへの留学を考えるきっかけに。実技試験前に取り組む曲の相談をした時も、「スタンダードな曲ばかりをやってきたから、次は殻を破ってみたらどう?」と言われ、それまで取り組んでこなかったような曲にも挑戦するようになり、表現することのおもしろさや、自分の演奏の新たな一面に気付くことができました。先生の前向きで温かなお言葉にいつも励まされていました。
 

― 東京音大に進学を決めた理由は?

 

正直な話、当時は某G大一筋だったため、東京音大は併願として受験しました。受験生だった当時、同じ門下でお世話になっていたひとつ上の先輩が、前の年に同じように東京音大を受験されていたので、きっとすばらしい音大に違いない!と思い、東京音大への受験を選びました。結果某G大へは届かず、東京音大に進学することとなりましたが、4年間東京音大で学び、今ではこの学校に進学して本当によかったと心から思っています。

 

― うれしいコメントですね。東京音大の魅力はなんだと思いますか?

 

管打楽器全員が参加するブラスの授業は東京音大の大きな魅力のひとつだと思います。私自身もその授業を4年間履修し、忘れられない本番がいくつもあります。何より、管打部会はひとつの大きな家族のような雰囲気なので、先生方、先輩、後輩、同期、本当にたくさんの人と一緒に音楽ができたことは一生忘れられません。
東京音大は、自分が望めばいくらでも勉強できる環境があることも魅力のひとつだと思います。校舎の設備も充実していますし、さまざまな分野のプロフェッショナルである先生方が身近にいらっしゃいます。大変貴重な環境です。

 

 
― 充実した大学生活でしたね。卒業後の予定は?

 

2021年の秋から、アメリカ、コネチカット州のハートフォード大学というところで、打楽器の勉強をする予定です。将来ミュージカルの本場アメリカで、ミュージカルピットで演奏の仕事をすることが夢で、アメリカへの留学を選びました。
大学選びや受験に関してはリック・オヴァトン先生、語学の面ではジョン・モントゴメリー先生、実技の面では打楽器の先生方にたくさんサポートしていただき実現することができました。感謝しかありません。

 

― 増山さんの明るさとパワーでこれからも夢に向かって突き進んでください。応援しています。最後に後輩たちへメッセージをお願いします。

 

一つひとつのことに真摯に向き合い、努力をすることが大事だと思います。私自身、すぐに周りの人と自分を比べては自分のできていない面ばかり見て落ち込んでしまう性格なので、音大というライバルが多い環境が苦しく思える時もあったのですが、自分のペースで、真摯に音楽と向き合っていれば、見ていてくださる方が必ずいるのだと4年間の大学生活をとおして気づくことができました。
それから、周りの人に助けられたり支えられたりすることが本当にたくさんあったので、つながりやご縁もぜひ大切にしてもらえたらと思います。
新型コロナウイルスの影響で、思い描いていた大学生活とは違った形でのスタートになってしまっていると思いますが、皆さんが目標や夢に向かって一歩ずつでも進んでいけるよう、陰ながら応援しています!

 

― 心強いメッセージをありがとうございました。いかなる状況下においても前向きがいいですね。
 

(広報課)