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FAQ
器楽専攻管打楽器とは何が違いますか?
A.器楽専攻管打楽器は「演奏のスペシャリストの育成」を目標として、自身の専門楽器を中心に、独奏、アンサンブル、管弦楽などでの演奏法を主に学びます。その授業のなかに吹奏楽もありますが、あくまでも「その中で自分の楽器をどのように演奏するか」ということが軸で、吹奏楽全体や指導法などは中心ではありません。それに対し吹奏楽アカデミー専攻は「吹奏楽全般を幅広く学んだゼネラリストの育成」を目標として、楽器の個人レッスンのほか、自身の専門以外の楽器について、合奏の指導法、楽団の運営法なども学びます。また、吹奏楽団も器楽専攻管打楽器と吹奏楽アカデミー専攻は、それぞれ別に編成しています。器楽専攻管打楽器では学生だけで楽団を構成するのに対し、吹奏楽アカデミー専攻では学生と教員が一緒に演奏を行います。
吹奏楽アカデミー専攻は、吹奏楽の指導法だけを学ぶ課程でしょうか?
A.指導法は吹奏楽アカデミー専攻で学べるものの一つですが、全てではありません。吹奏楽というジャンルを通して広く音楽・人間力を学ぶことを大切にしていますので、指導法を学ぶバンドディレクションなどの授業のほか、作曲・編曲・指揮法などの実践的な授業もあります。もちろん楽器演奏にも力を入れているので、器楽専攻管打楽器のように演奏技術の向上も可能です。入学後は、自身が目指す将来像に合わせて多彩な選択科目から履修することで、真に必要な知識と技術が学べます。
楽器の実技はどれほど重視されますか?
A.必修科目である「吹奏楽合奏」は全学年・教員が一緒に行い、演奏曲もクラシックからポップスまで幅広いので、そこに参加できるだけの演奏能力が求められます。また、「バンドディレクション」の授業では合奏形式の指導法実習があり、その際にモデルバンドとして20曲近くを演奏することになります。ほか、「管打アンサンブル」の授業では週によって異なるさまざまな編成での室内楽実習があり教員と一緒に演奏します。多くの授業で演奏できる必要があるため、必然的に演奏技術も求められます。その目安は、入試要項に掲載される各楽器の入試課題曲を参考にしてください。
入学後、個人レッスンは受けられますか?
A.各楽器に吹奏楽アカデミー専攻の講師が在籍しており、半期ごとに15回のレッスンが定められています。レッスン内容は個々の技量に合わせて、基礎的なものから教則本やソロ、オーケストラスタディなどさまざまで、器楽専攻管打楽器と変わらぬ質の高いレッスンが受けられます。
実技試験はありますか?
A.現カリキュラムにおいては年に一度、各学年末にソロ演奏による実技試験が設定されています。ピアノ伴奏または無伴奏で独奏曲を演奏し、吹奏楽アカデミー専攻の教員が審査します。
演奏会はありますか?
A.定期公演としては、年に2回の修了演奏会を実施しています。大学主催公演としての学外定期公演は予定されていませんが、2022年にはサントリーホールで行われた本学創立115周年特別演奏会にて演奏しました。ほか、2024年には羽田空港第2ターミナル6F展望スペースで演奏するなど、学外公演の機会もしばしばあります。また、ワークショップ授業の一環で楽譜出版社の新譜参考音源のレコーディングを担当することで、学外の方に演奏を聴いていただける機会を持てています。各楽器パート単位では、自主的にアンサンブル演奏会を学外で開催しています。2023年度には、ユーフォニアム&テューバ、トランペット&トロンボーン、サクソフォーンがそれぞれアンサンブル演奏会を行なっています。なお、器楽専攻の学生によるシンフォニック ウィンド アンサンブルや、シンフォニーオーケストラとは別活動となります。
管弦楽の授業はありますか?
A.授業としてはありません。なお、「吹奏楽合奏」や「バンドディレクション」において管弦楽曲の吹奏楽編曲版を採り上げることはあります。
大学院への進学はできますか?
A.2024年度から本学大学院に「音楽文化研究専攻 吹奏楽研究領域」が開設されており、そこで吹奏楽アカデミー専攻で学んだことをより深く研究することができます。その研究領域では、一部の授業を学部・吹奏楽アカデミー専攻と合同で実施します。また、自身の専門楽器の演奏をより深く研究しようと思った場合、「器楽専攻 管打楽器研究領域」に進学することも可能です。
入試科目はどんな内容でしょうか?
A.総合型選抜では実技試験のほかに楽典の口述試問、面接があります。その実技試験では全楽器でスケールが課せられるほか、各楽器別の課題曲があります。
一般入試では外国語、楽典、面接および口述試問、楽器実技のほかに、新曲視唱、初見演奏、聴音、副科ピアノの中からひとつ選択になります。詳しくは入試要項を参照ください。
入試での使用楽器は?
A.一般的な日本の吹奏楽で使用されている楽器であれば、どの楽器・管種でも受験可能です。クラリネットはE♭クラリネットからバス・クラリネットまでのどの特殊管でも、サクソフォーンはソプラノからバリトンまでのどの楽器でも、受験可能となっています。打楽器は鍵盤打楽器に関する課題においてはシロフォン、マリンバ、ヴィブラフォンより選択できます。
総合型選抜の面接の質問内容はどのようなものですか?
A.面接では、吹奏楽の中でも特に受験者が興味関心を持っている内容を話してもらい、それについて深く掘り下げる質問をします。どれくらい吹奏楽に興味を持っているかをはかりたい、という意図で行なっています。
教職課程は履修できますか?
A.本学では中学校教諭一種免許状(教科:音楽)と高等学校教諭一種免許状(教科:音楽)の教育職員免許状が取得できます。教職課程費が別に必要となりますが、吹奏楽アカデミー専攻でも取得できます。
ソルフェージュや楽典、ピアノ、専門楽器の個人レッスンなどはやっておいた方がよいですか?
A.受験に必要とされていない科目でも入学後にはそれぞれの授業がありますので、受験前から学習を進めておくことをお勧めします。入学前の専門楽器の個人レッスンは必須というわけではありませんが、自分の学習段階把握のためにも、一度、夏・冬それぞれに行われている受験講習会の受講をお勧めします。