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【在学生メッセージ】吹奏楽アカデミー専攻 大和涼香さん2年(フルート)

 ■ 大和涼香/吹奏楽アカデミー専攻2年(フルート)

(横浜市立東高等学校卒業)

  

きっかけは高校の顧問の先生
 
吹奏楽アカデミー専攻を知ったきっかけは、高校の時の部活の顧問の先生です。将来吹奏楽に携わりたいと相談したところ、東京音楽大学に吹奏楽アカデミー専攻が新設されるという情報を教えていただきました。著名な先生方が多く、学習できる内容も充実しているので、入学を勧めてくださりました。
 

多方面から専門的、かつ、楽器の技術の向上を図れることに大きな魅力を感じて
 
私は将来は音楽教員になり、吹奏楽部の顧問になりたいと思っています。吹奏楽を多方面から専門的に学べ、かつ、専攻楽器の技術の向上を図ることができるこの専攻に非常に魅力を感じました。新設学部ということで多少の不安はありましたが、少人数ならではのきめ細やかな指導を受けることができるので入学してよかった、と強く感じています。同じような夢をもった仲間と切磋琢磨し合いながら、日々過ごしています。
 

先生方は一人ひとりにきちんと向き合ってくださる
 
好きな授業は専攻楽器のレッスンです。毎回レッスン後にうまく吹くことができないという悔しさを感じながらも、それ以上に1回ごとのレッスンで学べることの多さに充実感を感じて、次までに克服しようという気持ちになります。ここで学んだ知識は絶対将来に生きてくると感じています。
今年度は録音を撮って提出し、先生にコメントや参考音源などを送っていただく形でレッスンが行われました。先生方は私たち一人ひとりにきちんと向き合ってくださるので、コロナ禍のこの状況の中でもモチベーションを保つことができました。
 

音楽理論は楽譜を読み解くヒント
 
役に立っている授業は「和声」です。私は大学に入るまで音楽理論を知らずに感覚だけで吹いていましたが、どの音で緊張して解決に向かうのか、これを学べたのは、自分の中で大変大きなことでした。実際、演奏の際にとても役に立っています。
これからは、より複雑な理論になっていきますが、楽譜を読み解くヒントとして自分の中に引き出しをもっておけるよう、一つひとつ消化していきたいと考えています。
 

マーチングも音楽を表現するひとつの形と気づいた
 
大変ですがやりがいのある授業は「マーチング」です。初心者や体を動かすことがあまり得意でない私にとって、最初は慣れないことだらけで苦労しましたが、その分、伸び代も大きく、やりがいがありました。
私は入学前はマーチングに対して、音が汚くなってしまうという決してよくはない印象をもっていました。ですが、いろいろな経験をさせていただくうちに音楽を表現するひとつの形としてマーチングはとてもすばらしいものだということに気づくことができました。
 

実際の学校現場で指導する体験が今から楽しみ
 
これから楽しみにしている授業は「ワークショップ」です。本来ならば二年次で取ることができたのですが、このような状況のため、来年履修することになりました。実際学校現場に赴き指導する体験ができ、実践的に学べるのでとても楽しみです。これまで学んだことがたくさんあって、それらをアウトプットできる絶好の機会です。気を張り過ぎず、学ぶという姿勢を忘れずに臨みたいと思います。
 

私たちの夢を応援してくださる先生方と尊敬できる同期
 
吹奏楽アカデミー専攻は、非常にアットホームな雰囲気で、学生と先生方の一体感がすばらしいと思います。先生方はいつも温かく接してくださり、私たちの夢を応援してくださります。同期も、思いやりがあって尊敬できる面をたくさんもっている子ばかりで、私も感化されています。
 

入学してよかった!音楽漬けの毎日
 
正直にいうと、私は国立大学の教育学部が第一志望でしたが、そこに落ちて本学に入学しました。ですが、入学してみて、ここでは一般大学では決して味わうことのできない音楽漬けの毎日を送り、音楽を専門的に学ぶことができるので、入学してよかったと大変満足しています。
また、昨年度、中目黒・代官山キャンパスが開校し、とてもきれいで整った環境で学ぶことができます。駅からも近くて助かっています。
加えて、副科も充実しています。吹奏楽アカデミーは副科ピアノを3年次まで無料で履修できます。
 

他専攻の方と一緒にいい音楽を作る過程はとても楽しく有意義な時間
 
他専攻の方と一緒に受ける授業も多く、専攻にとらわれずに交流することができます。自分にはない技術や知識をもっている方と交流することで、視野を広げ、よい刺激をもらっています。
また、試験の際、ピアノ科の方に伴奏を協力していただきました。一緒にいい音楽を作り上げていこうとする過程はとても楽しく有意義な時間です。
 

みんなでひとつの目標に向かった演奏会。達成感はとても大きい
 
これまでで一番思い出に残っていることは、やはり、演奏会なのではないかと思います。先生方の協力を得ながら、パンフレットやポスター作りなど演奏会に必要な知識を習得して、みんなで励ましあいながら、ひとつの目標に向かっていきました。終わった時の達成感はとても大きかったです。聴き合いながらアンサンブルをするので、技術の面においてもみんなで成長したことを実感できたすばらしい機会だったと思います。
 

チャレンジしたいことはたくさん!受け身を改め積極的に
 
これからチャレンジしたいことはたくさんあります。しかし、何から手をつけていいかわからなくなってしまっているというのが今現在の私の心境です。これから研究したいことをしっかりと見つけるためにも、受け身の姿勢を改めて、もっと積極的に行動していくことを目標にがんばっていきたいと思います。
 

これから受験を考えている皆さんへ
 
私は他の大学も視野に入れていたため、5教科の勉強、楽典、聴音、実技など、やることが山積みでした。その上、夏休みが明けると、フルートの音がうまく出せなくなる時期が続き、何もかもうまくいかなくなってしまう悪循環に陥りました。しかし、それでも受験を乗り越えることができたのは、将来に対する自分の強い意思はもちろん、周りのサポートおかげだと思っています。皆さんもぜひ、周りの環境に感謝を忘れずに、また、大変な時は周りを頼りながら突き進んでほしいと思います。